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大雲に 消えた真夏の
白烏
(
しろからす
)
別れを惜しむ 言葉も無しに
7
ばあちゃんとラジカセ歌声録音し 2人でハモった ヤシの実のうた
9
10代〜20代の7年間と50代の半年 長さではない濃さです
6
午後7時車のライト眩しくて 夏の終わりに触れられそうだ
9
火曜日は「どうしてる?」って優しくて 水曜「距離を置こう」と撃沈
8
街路樹の向こう側から吹く風が不意に浴びせる夕立の余韻
9
食ほそり悩む夏でも素麺と冷菓水菓子つるりなくなる
8
蝉時雨 ふと立ち止まり目をつむる 矢の如くゆく光陰の中
39
雨粒の落ちる夕暮れ 友と会い
来月
(
つぎ
)
の予定を早々決める(飲み会)
11
オーレンカ私の生も
傾
(
かし
)
ぎおり思儀も叶わぬ色相湛え
4
ばあちゃんと ゆっくり坂をくだっては ただ夕焼けがオレンジだった
9
遠雷と爆竹響く長崎の 精霊流しの船にぎやかに
15
おはようと 左側から 二十年 変わらぬ骨格 髭白混じる
7
先生が「努力は裏切らない」と言う 裏切ったら許さないから
11
蝉時雨 涼しさ示す ものとなり 蚊トンボ飛ばぬ 灼熱の夏
6
何故やらぬ 夏の宿題 今日までに 終わらせてやると 豪語しながら
5
中学の テストで五点 取ってから トラウマなった 加減乗除よ/百点満点で…題『学校』
8
一億が 総火の玉と 唱えてた 愚かな国家 二度と興すな
10
U
ターン ラッシュの事故よ 悲惨なり 自分が黄泉へ 逝ってどうする
8
指先もそのくちびるも耳元で優しく呼んだわたしの名まで/ 記憶
5
振り返る事はやめよう戻れない 前向き歩く私のために
15
戰乱の臭ふ 澁谷交差点群衆も靴鳴らしかへらず
9
奇蹟のかけがへは誰がつぐなふか瞭然と蘇りなき慰霊碑の石
8
神神に主神のあらば 靑藍の仔を降しまづ人間を亡ぼす
9
父殴てる馴犬哀し。頸枷に「愛われを創れり」彫られて
9
復活祭へにがき蕗煮ていもうとはロザリオなどゆめかけざらむ
9
われ義しき國民なれば崇拝すクリスティアーノならず 墓を暴かむ
7
國民総戦犯ゆゑに絶たれたる昨年の忠魂碑はたれのはか
9
戰犯とは不肖の綽名われいくさに倚らざれども死なず
6
敗戦忌 すめらみことへゆくすゑをしめし若き柩工は死せり
8
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