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ダラダラと 帰路を歩けど 風吹かず すれ違うチャリ 風ありがとう
0
首筋の 汗のベタつき 感じつつ 頭を
擡
(
もた
)
ぐ 帰りの電車
0
足かいて 手かき首かき ムカついて 蚊を探せども 既に逃げられ
1
弱冷車 ぬるい温度を 皆避けて
空
(
す
)
く車内にて 扇子バタバタ
0
濡れているツバメが乾くのを見ると七月一日に陥る
3
淀屋橋プラットホームの裏側にきみがいたんでひっくりかえした
2
久しぶり年に一度の逢瀬には花を手向けておしゃべりしようか
0
きみの住む町を横目で通り過ぎ こんな苦行も夏終わりまで
1
切りとった一瞬だけが 毎日を繋ぎつづけて 二度前髪を切る
2
予定より多く昼寝し日曜を溶かしてしまった痛み悲しみ
3
部屋のもの減らして片付けたいなとか呟きながらAmazon待つの
1
真夜中のエントロピーはあふれだす 月の個室に 薔薇のすき間に
9
忍びなき 薄墨の夜はふと目覚め 問ふは世の水 数奇な美の死
(
しのびなきうすずみのよはふとめざめとふはよのみずすうきなびのし
)
3
句は青く 長閑けき十の水面にも 波の音聴け どの苦を暴く
(
くはあをくのとけきとおのみなもにもなみのおときけとのくをあはく
)
3
ほんとうのことを知り過ぎた人のための嘘つきレッスン(隔週)
10
さみしさを友とするひとには敵わない 温かい紅茶を淹れる
4
ちかちかと照らす光はただぼくを追いつめ、舐めて、途切れた銀糸
1
吐息さえ交わることのない距離を祈りに代えて星は瞬く
10
鮮やかな靴が一足あればいい、残した檸檬は黙って薫る
5
しんしんと終着駅に降り積もるあれはいつかの記憶の亡霊
2
ありあまる言葉を何度数えても 月が幾度かたちを変えても
1
野原では摘めない花を携えて緊急脱出ボタンを押した
3
見たことのない海に辿りつきたい、たとえば君の爪先のブルー
1
傷ついて溢れるものが透明な涙だったら汚れなかった
5
靴紐のほどけにくい結び方を教えてあげられなくて、ごめん
3
同じだと思っていたこと言えなくて影踏みばかり上手な僕だ
10
匿名の眩い夜にふたりきり何処までゆけば帰れただろう
3
永遠の波打ち際に君は立つ 夢のかけらは潮騒の音
2
アナログな君を銀河の果てに捨つ 地上を離れ暮らせぬ人類
3
くそまずいカップ焼きそばに注いだお湯の温度は86度
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