暗い顔 嫌々ならば しなければ いいんじゃないか 人生だもの
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なんであれ 喜び生きる 方がいい 良いか悪いか 神のみぞ知る
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人生に 一つ生き甲斐 あればよい 死んで花実が 咲くはずもなく
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そうであれ 生きる気持ちに なれたのは 感謝以外に 思い当たらぬ
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そういえば 若いころから 同じだわ 進歩なければ これが正体
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悪いこと しているようで 実はまた いいことなのか 誤魔化しだらけ
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君はまた スリルばかりを 持ってくる 退屈なんか どこぞへ行った
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カーナビが あっちこっちと 指図する 心地よきかな 可愛い声よ
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君忘る ことができずに過去が夢 前髪かかる 瞳に映す 
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幸せが 幸せ連れて やって来る 心一つで 人生バラ色 
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一滴でいいから泣いて泣くほどに好きじゃなかったと知ってるけれど
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二年前貰った図鑑を唐突に もう学校に行く時間だよ 
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粛々と国葬準備進むイギリス基準がなくてバラバラの日本
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亡き父に香り届けと母生ける 百合咲き誇る 暗き仏間に
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わが心和歌や短歌に重ねるも傷は深手になるばかりの夜
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親子とか兄弟とかである前に誰もが半分以上は水だ
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買ったまま読めないままで積んであるカヴァーガールのファッションも過去
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私たぶん 世界に嫌われてると思う わりばし絶対変に割れるし
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モンブラン かぼちゃのプリン さつまいも チヨコレイトが美味しい季節
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美味しいね わたしの秋は毎年ね 花より団子 いっぱい食べよ
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あなたとね はじめて会った春の日は 夏かと思うほど暑い日で
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食べて飲み込んで一分遅れた時計の針を見てさぁて始めよう昼休み
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遠い夏 波にこわれたさくら貝 届かなかったうすべにの恋
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聞き慣れぬ虫の声に寄せられて網戸開けたら犬も顔出す
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みなそこで好きと言いたいさけびたいすべてがあわになる水底で
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首をいたわるためだけにパソコンの下に三冊積む積み本よ
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ガクチカをたまに見かける宇宙食パウチみたいに拾い上げてる
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友を見て知らぬは恥と言い切れぬ額田王〔がくたおう〕とはどんな王かと
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ものみなに終わりがあるよ 人類の終わりはたぶん 子育て不能
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レジ横の衝動買いを後悔す 七十円引き七十円かと
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