Utakata
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柿のたね
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創作和歌(文語短歌)を詠む程度の能力。
気まぐれに過去作品から漁りつつ出来たてホヤホヤ新作載せつつ。
最近詠んだものは歌意を口語短歌にしてルビ化。
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冬ごもり 春は青しと知らぬものよ
(
ピンと張る 縒り合わせた糸が切れるなんて
)
片糸より添ふ先に君見えず
(
春は名ばかり 心冬ごもり
)
5
岩を噛み
(
忘れない
)
ひとへに流るる滾つ瀬の
(
疾風怒涛の時代駆け
)
音ぞ絶えてもけしき忘れぬ
(
命燃やしてた後姿を
)
5
はなぐはし桜眺めて滲む涙降りゆく花びら亡き骸埋めよ
(
人を想う祈りも呪いも紙一重 終わった思い出覆い隠してよ
)
9
そにどりの青き
春北風
(
はるならひ
)
散らぬ花も日影に心下紐解く
(
北風と太陽知ってる?閉ざされた心の解き方青春のさだめ
)
2
夕さればもの思ひまさるつみ重ね
(
届かない想いは膨らむ重ねた罪
)
河原に残る石の亡骸
(
どうか私の懺悔を聞いて
)
3
ぬばたまの黒背景に飛び交ひたるコードの心 いや遠そきけり
(
あちこちに飛び交う文字列もう無理です 解読不可能 スパゲティーコード
)
2
君ならで誰にか笑はむ
(
ああこれが 心が壊れたというのだね
)
おもしろきことも無きこともパブロフの犬
(
条件反射で笑っていた日々
)
3
思ひ解きかねつるものは
(
ええどうせ朴念仁だよ
)
人の心
(
ごめんなさい
)
我のみ知らず皆人知れり
(
君の心をぐちゃぐちゃにした
)
1
真澄鏡向かひてこと問ふお妃に
(
いつ見ても鏡よ鏡と張り付く母
)
朝夕抱かれ慰めましかば
(
人形になれば良かったの私?
)
2
人魚姫
(
人ってね
)
人に成るため声失ひ
(
成長するほど失うの
)
その名は波間にとく人知れず
(
(苗字や肩書ではなく)名前で呼んでくれる人達を
)
6
鳴る神の音もけしきもなけれども雨の降るらむ 水茎の跡に
1
そのかみの山吹の花八重なれば心ぞ見えぬ実は成らざりき
(
ありがとう 互いの心を知らぬまま卒業したね あれで良かった
)
1
真をば我は申さず 愛し子を生かすためなり守るためなり
(
偽りの私だけ見て バレたのなら傷つく側はきっと君だから
)
0
君と私 二人の色の混じり合ふこと無き薄明 やがて移りゆく
2
山吹の八重咲きなればぬえどりの片恋に終へよ始めずとも
(
せめて一番きれいだった思い出の中の私のことを忘れないでね
)
1
うつそみの人には言はぬ色に染め心に咲きたる花ぞ見せむや
(
他人には言えない君を想っているなどと
)
2
ぬばたまの
夜
(
よ
)
もよも更けじ
真澄鏡
(
ますかがみ
)
ながめて砕く音も聞こえず
3
言の葉
(
ツイッター
)
の
川の流れ
(
タイムライン
)
に人求め
此岸
(
しがん
)
で月と影と過ごす夜
3
風吹かば千々に舞ひたりし言の葉のただ一葉さへ君に届かまし
0
見返らばエウリュディケのごとく消えまほし 閉ぢゆく思ひ朽ちぬ記憶
1
砕かれて鏡の上に雨ぞ降る 欠片に映る過ぎし春へと
0
この
声
も
ふみも 君には届くまじ 旅路にこぼるる硝子の花さへ
(
私の叫びも書きとめた言葉も決して貴女には届くまい。人知れずこぼしてきた涙ですら貴女には見せなかったのだから
)
2
空色の透くるソーダの泡眺め 数多の人魚姫を思ふ
3
幼心
(
おさなごころ
)
統べたるも遠き世になりけり 空に咲く花も炎色反応
1
忘れじの思ひの消ゆることなくば いくたび辿りてめぐりあはむ
1
幾度
(
いくたび
)
の行き逢ひ別れもありけれど 飽きこそあらね
一期
(
いちご
)
の縁
3
白雪や いかで否ばむ 日の影の思ひそむことなき露は冷ゆ
0
鐘の
音
(
おと
)
の消え行くさまを眺めても
出
(
い
)
で来るものは 君の無き秋
1
天翔る銀河鉄道の
音
(
おと
)
響く 白き
轍
(
わだち
)
を窓に降らせつつ
2
金鏡の空ゆくものぞ
見
(
まみ
)
えなむ 届かざれども影だにうつらば
1
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