創作和歌(文語短歌)を詠む程度の能力。
気まぐれに詠み、解説は別サイトに投げておく。
ぬばたまの夜もよも更けじ 真澄鏡ながめて砕く音も聞こえず 2
風吹かば千々に舞ひたりし言の葉のただ一葉さへ君に届かまし 0
見返らばエウリュディケのごとく消えまほし 閉ぢゆく思ひ朽ちぬ記憶 0
この声も ふみも 君には届くまじ 旅路にこぼるる硝子の花さへ 0
忘れじの思ひの消ゆることなくば いくたび辿りてめぐりあはむ 1
鐘の音の消え行くさまを眺めても出で来るものは 君の無き秋 1
くれなゐの 色うち消えて うつりゆく もみぢの心 君や知りけむ 3
浪の下 水精の砕くる 都は溶け 蝉の時雨の 音にぞかへる 0
花も実も 種すら我に な知らせそ 虚しき土の 前で見えばや 2
あかねさす 日影零るる 対の玻璃に 朽葉の色の けしきぞ宿らむ 1
かはらざる 道を歩けば 散る花の 雪と覚ゆる 風の冷たさ 2