柿のたね
8
7
投稿数
38

創作和歌(文語短歌)を詠む程度の能力。
気まぐれに過去作品から漁りつつ出来たてホヤホヤ新作載せつつ。
最近詠んだものは歌意を口語短歌にしてルビ化。

冬ごもり 春は青しと知らぬものよ(ピンと張る 縒り合わせた糸が切れるなんて) 片糸より添ふ先に君見えず(春は名ばかり 心冬ごもり)
5
岩を噛み(忘れない) ひとへに流るる滾つ瀬の(疾風怒涛の時代駆け) 音ぞ絶えてもけしき忘れぬ(命燃やしてた後姿を)     
5
はなぐはし桜眺めて滲む涙降りゆく花びら亡き骸埋めよ(人を想う祈りも呪いも紙一重 終わった思い出覆い隠してよ)
8
そにどりの青き春北風(はるならひ)散らぬ花も日影に心下紐解く(北風と太陽知ってる?閉ざされた心の解き方青春のさだめ)
2
夕さればもの思ひまさるつみ重ね(届かない想いは膨らむ重ねた罪) 河原に残る石の亡骸(どうか私の懺悔を聞いて)
3
ぬばたまの黒背景に飛び交ひたるコードの心 いや遠そきけり(あちこちに飛び交う文字列もう無理です 解読不可能 スパゲティーコード)
2
君ならで誰にか笑はむ(ああこれが 心が壊れたというのだね) おもしろきことも無きこともパブロフの犬(条件反射で笑っていた日々)
3
思ひ解きかねつるものは(ええどうせ朴念仁だよ)人の心 (ごめんなさい)我のみ知らず皆人知れり(君の心をぐちゃぐちゃにした)
1
真澄鏡向かひてこと問ふお妃に(いつ見ても鏡よ鏡と張り付く母) 朝夕抱かれ慰めましかば(人形になれば良かったの私?)
2
人魚姫(人ってね) 人に成るため声失ひ(成長するほど失うの) その名は波間にとく人知れず( (苗字や肩書ではなく)名前で呼んでくれる人達を )  
5
鳴る神の音もけしきもなけれども雨の降るらむ 水茎の跡に
1
そのかみの山吹の花八重なれば心ぞ見えぬ実は成らざりき( ありがとう 互いの心を知らぬまま卒業したね あれで良かった) 
1
真をば我は申さず 愛し子を生かすためなり守るためなり(偽りの私だけ見て バレたのなら傷つく側はきっと君だから)
0
君と私 二人の色の混じり合ふこと無き薄明 やがて移りゆく
2
山吹の八重咲きなればぬえどりの片恋に終へよ始めずとも(せめて一番きれいだった思い出の中の私のことを忘れないでね)
1
うつそみの人には言はぬ色に染め心に咲きたる花ぞ見せむや(他人には言えない君を想っているなどと)
2
ぬばたまの夜(よ)もよも更けじ 真澄鏡(ますかがみ)ながめて砕く音も聞こえず
3
言の葉(ツイッター)の川の流れ(タイムライン)に人求め此岸(しがん)で月と影と過ごす夜
3
風吹かば千々に舞ひたりし言の葉のただ一葉さへ君に届かまし
0
見返らばエウリュディケのごとく消えまほし 閉ぢゆく思ひ朽ちぬ記憶
1
砕かれて鏡の上に雨ぞ降る 欠片に映る過ぎし春へと
0
この声も ふみも 君には届くまじ   旅路にこぼるる硝子の花さへ(私の叫びも書きとめた言葉も決して貴女には届くまい。人知れずこぼしてきた涙ですら貴女には見せなかったのだから)
1
空色の透くるソーダの泡眺め 数多の人魚姫を思ふ
3
幼心(おさなごころ)統べたるも遠き世になりけり 空に咲く花も炎色反応
1
忘れじの思ひの消ゆることなくば いくたび辿りてめぐりあはむ
1
幾度(いくたび)の行き逢ひ別れもありけれど 飽きこそあらね一期(いちご)の縁
3
白雪や いかで否ばむ 日の影の思ひそむことなき露は冷ゆ
0
鐘の音(おと)の消え行くさまを眺めても出(い)で来るものは 君の無き秋
1
天翔る銀河鉄道の音(おと)響く 白き轍(わだち)を窓に降らせつつ
2
金鏡の空ゆくものぞ見(まみ)えなむ  届かざれども影だにうつらば
1