Utakata
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柿のたね
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創作和歌(文語短歌)を詠む程度の能力。
気まぐれに詠み、解説は別サイトに投げておく。
鳴る神の音もけしきもなけれども雨の降るらむ 水茎の跡に
0
そのかみの山吹の花八重なれば心ぞ見えぬ実は成らざりき
(
ありがとう 互いの心を知らぬまま卒業したね あれで良かった
)
0
真をば我は申さず 愛し子を生かすためなり守るためなり
(
偽りの私だけ見て バレたのなら傷つく側はきっと君だから
)
0
君と私 二人の色の混じり合ふこと無き薄明 やがて移りゆく
1
山吹の八重咲きなればぬえどりの片恋に終へよ始めずとも
(
せめて一番きれいだった思い出の中の私のことを忘れないでね
)
1
うつそみの人には言はぬ色に染め心に咲きたる花ぞ見せむや
(
他人には言えない君を想っているなどと
)
1
ぬばたまの
夜
(
よ
)
もよも更けじ
真澄鏡
(
ますかがみ
)
ながめて砕く音も聞こえず
3
言の葉
(
ツイッター
)
の
川の流れ
(
タイムライン
)
に人求め
此岸
(
しがん
)
で月と影と過ごす夜
2
風吹かば千々に舞ひたりし言の葉のただ一葉さへ君に届かまし
0
見返らばエウリュディケのごとく消えまほし 閉ぢゆく思ひ朽ちぬ記憶
1
砕かれて鏡の上に雨ぞ降る 欠片に映る過ぎし春へと
0
この
声
も
ふみも 君には届くまじ 旅路にこぼるる硝子の花さへ
(
私の叫びも書きとめた言葉も決して貴女には届くまい。人知れずこぼしてきた涙ですら貴女には見せなかったのだから
)
0
空色の透くるソーダの泡眺め 数多の人魚姫を思ふ
2
幼心
(
おさなごころ
)
統べたるも遠き世になりけり 空に咲く花も炎色反応
0
忘れじの思ひの消ゆることなくば いくたび辿りてめぐりあはむ
1
幾度
(
いくたび
)
の行き逢ひ別れもありけれど 飽きこそあらね
一期
(
いちご
)
の縁
2
白雪や いかで否ばむ 日の影の思ひそむことなき露は冷ゆ
0
鐘の
音
(
おと
)
の消え行くさまを眺めても
出
(
い
)
で来るものは 君の無き秋
1
天翔る銀河鉄道の
音
(
おと
)
響く 白き
轍
(
わだち
)
を窓に降らせつつ
1
金鏡の空ゆくものぞ
見
(
まみ
)
えなむ 届かざれども影だにうつらば
0
秋の夜の千夜の八千夜の通ひ路の迷宮の果ての夢はまぼろし
1
くれなゐの 色うち消えて うつりゆく もみぢの心 君や知りけむ
3
浪の下
水精
(
すいしょう
)
の砕くる 都は溶け 蝉の時雨の 音にぞかへる
0
花も実も 種すら我に な知らせそ
虚
(
むな
)
しき土の 前で
見
(
まみ
)
えばや
2
あかねさす 日影零るる 対の
玻璃
(
はり
)
に
朽葉の
(
四十八
)
色の けしきぞ宿らむ
1
風笑ふ 春を誘ひて 花見酒 酔ひて
塩梅
(
あんばい
)
忘れたるやと
4
かはらざる 道を歩けば 散る花の 雪と覚ゆる 風の冷たさ
3
天
(
あま
)
つ月 あまたの星を ふらせ給へ 星無き夜にて 君と語らむ
2