なんでもないふりをしてればほんとうにそうなるだろう それがこわいよ
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車窓から若葉が見える 半袖の私をくすぐる蟻が一匹
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バトン受け 私の番とツツジる 桜ロスにはさせないよ!って
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甲板に干された白い波の上 鼻歌交じり進むペンギン
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春の街さざめく音も軽やかに 擬人化アニメの旗も春なり
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1ヶ月ぶりの仕事に緊張す 今宵の献立レトルトカレー
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やることが決まってるから休めない忙しいのに初恋をする
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勝つために相手の嫌な存在になると若いが引退間近
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桜下しずかに俯くむらさきのクリスマスローズ何をおもうや
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嗚呼誰に祈ればいいの 毎朝の座れはしない満員電車よ
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絵の描ける毎日がしあわせかな
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世の中は、うたかたの如く、ヨミヒド知らず
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始発春色電車、なんとなく眠い、夏も近そうだ
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総力で多彩攻撃笑みになりレコードにならない作詞家が
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ガザ支援命懸けの日続くけど僕は僅かな年金なんよ
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知の伝授のみに固執せし大学はいずれAIに淘汰せらるや
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人を好きになる感情が分からない けれどなんだか寂しい気がする
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空を飛び雲の上まで行けるのに雨には傘を差すしかなくて
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「つまらない人間です」とも言えなくて 今日の天気の話などする
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もうないの?昼飯代も含んでの 月3万は...ぢつと手を見る
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珍記録敗戦続く予感する古希が初恋またするように
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美味しいよとにかく一度食べてみてラインをしたらまたしつこいと
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戦争が続く悲しく反戦歌被爆二世の僕は作詞家
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変わる街にぎわい拠点ここにありから脱サラをして泣くことに
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難局を乗り越えまたも期待され古希は若いと思い初恋
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古希になり乗るのは汽車とのんびりと百二十歳(ひゃくはたち)まで句を歌を詠み
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散りきって 全て緑に変わったら 悪者が出ない映画を見よう
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ふたりきり 扉の隙間の冷たさに なぜだかほっとしている放課後
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いつの日か違う道へと行くのだと 気づけなかった16の春
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返信を 今か今かと待つくせに もったいなくて見ないすぐには
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