「嫌い」とか「好き」とか奴の気まぐれに付き合わされる俺の心臓
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息を吸い、吐くようにを傷つける君は呼吸を止め会いに来る
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在り方も顔も喋りも良いけれど男の趣味だけ終わってる推し
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私のね 心を掴む 詩を紡ぐ それはもちろん 中原中也
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誰もいいとか思ってないが9月17日は俺の誕生記念日
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救われたい そして誰かを救いたい 空虚さの果て 邪悪さの先
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召し近し彼女はかつて恋をして泣いて笑って子を育てたり
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この三字 孤高か至福か いや歓喜 迷った末に涅槃にしとく
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七色に花色変えるアジサイが最後に決める涅槃の薄茶
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創始者だ 「厨短歌」を思いつく 検索したら「厨歌」ある
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出汁取った煮干しと昆布を皿にのせ しめしめおかずが一品増えた
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変わりゆく彼に恋していたけれどお前が変えたとなれば疎ましい
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優しみのナイフかざして傷つける私を罰せ赤い三日月
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服を脱ぎ着てまた脱いで着る朝の後始末のため折り畳む夜
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人生は引き算よりも足し算で 積み上げたいな、と今を生きる
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故郷は遠くにありて感じられ 空気と同じ地元に住むと
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倖せの尺度を探す四十三 子百歳まで生きたいと言い
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夕方に洗濯物を入れる日を特別の日と思えたら吉
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百万語費やすよりも絵と対比 平和と戦争俊太郎の眼
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始発から見おろす街だけが私の景色だから、明けないで、夜
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どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
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あの魚屋只者じゃない襲われてとっさに鯛を買わしたんだよ
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あのねママ今度の先生変なのよだってちっともエッチじゃないの
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Crazy about your loveなんてさあステアしないで直接ゆってよ
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高い空 響く歓声 砂ぼこり  トラック走り 駆けつけるキミ
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同じ曲ばかり聴いては飽きていく そんな愛し方しかできないけどいい?
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秋後半 なかなか見ない 紅葉よ 都会の木々は 季節わからず
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淡くとも光放ちて過ぎしことその後深き闇より知りぬ
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おとなりの ラジオみたいに話す声 ほうほう今日のテーマは"旅行"
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来月には 雪に変わって消えるだろう 雨音が少し愛おしい夜
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