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我々は、助け合うことしなければ、滅亡一途を辿るだけ、どうして優しくなれないのかな
5
庭眺め、吹いた突風感じるは、亡き父からの励ます便り
11
もうたくさん!悲しいニュースの毎日に、殺戮 破壊、暴力、災害!
5
人類は、復讐、報復繰り返す、自分の不幸を誰かのせいにして
4
底辺に布団を敷いて寝ていたら 腐った床の穴に落ち込む
4
橋姫の待つ夜は更けて網代木に波音
咽
(
むせ
)
ぶ宇治の川霧
7
訪れる ハッチも蝶子も なくなれば 明日こそ仕舞 朝顔の
蔓
(
つる
)
16
掌にタコが生まれて海がくる 祖母は魚の貌をしている
6
🀇🀈🀉🀎🀏🀐🀒🀓🀜🀠🀠🀡🀅 🀑
(
四筒を切り損ねてはベタオリの検討に入る十三巡目
)
4
短歌ってルールがなくていいんだよね まるで私の人生みたい
8
身を燃やし 灰の轍を残し逝く蚊取り線香と人の一生
10
天高く馬は見えねどコンバイン
終日
(
ひねもす
)
唸
(
うな
)
り雀ら騒ぐ
10
低血糖 バリウム飲めず 無駄となる 私の空腹 返しておくれ
7
姉という魔王の手から守り抜くイスパハンは世界の半分
5
川沿いの小径に匂ふ金木犀 用は済まねど足止め憩う
7
川沿いにしばらく続く金木犀 匂い放ちて己を主張
5
そうこうげき おとことみれば てきがだれ くべつができぬ にげりゃその背に。
10
じじじじと大きな声を伝えけり小さき虫は何処に在らん
5
おかあちゃん、おちっこ、という ねこ頭突き あのね猫トイレ寝室にもあるの(苦笑)
10
この距離を嘆かずにただ待っている あなた自ら語る「少し」を
8
浴槽のない家に住む人もいる 銭湯で足を伸ばして帰る
7
寒い時ジャケットを貸してくれる人 仮に半袖になったとしても
6
手に持ったピンクベージュがよく似合う 別れる時まで持っててくれる
4
ハンバーグカツレツセット食べ切れず お味噌汁だけ残さずに飲む
3
駅前で 大合唱す
椋鳥
(
むくどり
)
ら
欅
(
けやき
)
は彼らのライブステージ
6
君に話す何気ないこと探すため川原の道を遠回りする
15
床屋さん とおくのほうに 行ってきた 首筋すっきり 笑いかけるきみ
8
気づいたら ふわふわもふもふ 猫の背に うたたねしてた 君猫の毛とる
7
肌ピリつく いまいち原因わからずに 涙のあとのヒリヒリにも似て
7
その国の大統領はあばら屋の固定資産税を払ってない
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