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幼き日部屋に舞い込む蛍火は 露草にすっと置き灯る夜
6
マイク越し読経の流れ母送る 背の丸まった友の悲しみ
9
手のひらで掬った水彩画の中で過ぎ去った日々を想い出に流す
13
ネガティブな言葉を今日も吐き出すと 君から届く
夕陽
(
ゆうひ
)
の写真
11
「お母さん、もう無理みたい。行けないや。」校門前の 電話でひとり
13
泣きながら母を求めたあの頃と 何も変わらぬ
24
歳
12
暑い午後カランコロンとアイスティ涼しい音で溶けてく心
12
寝具干し好物作って心待ち 母ちゃんなんてそんなもんだ
21
もう水着着ないけれども行きたいの 波と潮風あの日みたいに
19
ひっそりとでも誇り持ち咲く白い花十字を切った清浄の花
9
優しさを己が誇りとするならば焦がれ朽ちてもひたむき進め!
8
暑すぎて外出しないと決めたから化粧水と乳液だけだよ
5
読みだした本の続きが気になって真夏日に巡るブックオフ
10
楽しいこと わからないけど 生きてるだけで なんかもう 愛おしいじゃん
8
るさいなぁすいませんてば夏だから許されるわけねえじゃんか、空
7
予定はなく
ベビ猫拾った
(
緊急避難の
)
時のため 子猫用ミルクを常備する我
16
銃口を突き付けられて生きている もう良い撃ってよお願い撃って
5
誤魔化しに誤魔化しを重ね生きてきた 結果がこれなら罰なんだろうな
6
現実にひっぱたかれて目が覚めて 何者でもない私に成った
6
人伝の話だけど、と語り出すゆらゆら炎が横顔照らす
8
夏前に サクランボ狩り 収穫だ 優しい甘さに 大満足成り!
5
三十一文字 収まらない怒り 短歌にする でも字余り まだ怒ってる
6
坂下の公衆電話で長ばなし 最終のバス上がる坂道
5
国々や宗教で名が違っても地球上には神様ひとり (個人の見解です)
9
テレワーク システム部門は出勤し 使えて普通 不通で矢面
8
晩春に忘れ去られた粗大ごみ 持ち主不在の
N
G
シール
11
残酷な 時の番人 無期限の 別れを裁き 姿を隠す
14
酸性の劇物で死んで紫陽花になろうよ 私、水色がいい
10
最近は何をやっても感情がひたすら虚無 ぢつと手を見る
4
東京にそろそろ、きっと慣れたよね?想いの揺らぎ止まりましたか?
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