ブラームスの4番聞くとそのたびに 三島の「天使」が脳裏をよぎる
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私がね あなたに恋をしたわけは けして私を愛さないから
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肉球をむにっと触りくしゃみ出た 猫アレルギーにゃにゃにゃにゃニャン
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仏壇や神棚は家に要るのかな? 要らんと思うが 本当はどう?
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大逃げを 見て叫びたる 秋の楯 彼は粘りて 二着と強し
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ただ君と仲良くなりたいだけだった 気づいた頃に僕が壊れた
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二年前国語の授業で好きな人詠んだ短歌が忘れられない
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サバンナの星空の下ライオンは何も持たずにただ牙を研ぐ
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わたしって可愛い子だから先生がエッチなほうがトクなのねママ
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ドラキュラから招待来たがワインしか出ないうたげは欠席に◎
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布団からはみ出た指は寂しくていつもわずかに丸まっている
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少しずつ貴女の秩序乱してくここからわたしの自立始まる
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叫ぶ風バイクの後ろ負けぬよう君の誕生感謝伝える
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原石を 磨くというより削ってく  石もヤスリも同じく痛い
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滅亡を待ちかねし人ひとりふたり寄り来て芋を食ふ道の角
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からからに乾いたからだ ぼくたちは上手な泣き方がわからない
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愛されてみたかったのだ 「愛されるべき存在」わたしとはちがうだれかのふりをしてでも
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もりもりの もやしのおやま 二郎系 ニンニクガーン 豚ホロホロや
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もしもいま中2の時に戻れたら1秒だって無駄にはしない
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微笑むというより散らばるようであるあなたは虹の残片である
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あなたとは地獄の相性だって母は言うけどその地獄へ行くわ
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Twitter忘れた君は寂しさをそばの誰かに呟いてるの
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紫のダリアに寄りしミツバチの力の限り命捧げん
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蒲田にも神様がいる境界が曖昧なままメタモルフォーゼ
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鉄鈴の数を数えて値踏みする鵜の目鷹の目黄金のジム
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挙上した四十五貫バーベルの空に瞬く星のモザイク
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木漏れ日に心の中も光さし生業豊けく幸いたまへ。
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言った俺も辛いんだよとうそぶくが いい子ぶりっこもたいがいにして!
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アメリカは2回核を使ってる ロシアも北もまだ使ってない
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どうしても欠けた茶碗が捨てられぬ 自分が欠けた人間だから
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