母親に教えることが増えた今日 嬉しさ半分寂しさ半分
1
道端に寝転ぶ猫とじゃれてたら 気づけば夕日出ていたあの日
2
もう出るよ そう言ったのに待たされてふわりと雪の夜空見あげる
0
分数も 割り算さえも 復習し 代数すれば グラフを書けよ
0
中一の 知り合いがいる 勉強を 教えてくれと ラインで頼む
1
釜無の 川に掛けたる 橋の横 野猿返しの 入口があり
1
枯葉踏み 野猿返しを 駆け上り すぐ駆け下る 第一日目
0
障害に 屈服すれば 弱くなり 克服すれば 強くなるから
1
運動を しないでいれば 痩せこけて 弱弱しいよ 声も擦れて
0
情報は 人の脳みそ 分け入りて ドロドロにする 再起も不能
1
面白き インターネット 中毒で 運動不足 限界に入り
0
年取って 運動不足 していれば 筋肉落ちて マウスも重い
0
昼休み 運動不足 鑑みて 野猿返しに 挑戦すべし
0
また君に会えると信じて手を振った 「サヨナラ」じゃなくて「またね」と言った
0
熱狂と歓声の中キックオフ奴隷が建てたピラミッドの上
1
月一の燃えるごみを出す日には 20リットルかき集めるぞ
0
耳鳴りのような終電/地底湖の先には特に何もなかった
3
本が好き 本を買うのが 好きなのだ 棚は満たされ 財布は寂し
1
ゆりちゃんは自己紹介ができません。彼女、前世は蟹だったので。
7
宇津の山分け入る道の蔦葛(繰る)しとばかり夢に知ればや
1
都人いかなる夢か結ぶらむ蔦に分け入る宇津の山越え
1
染付いた欧米が上 奴らから認められたら先進国と
0
我こそがミーハー世論薄っぺら ボールひとつにきりきり舞いさ
0
メディアなど勝てば官軍持ち上げて それにつけてもおやつはカール
2
悲劇から四半世紀の歓喜とは諦めなかった男たちの絵
0
前半の押され具合に呆れ寝て まさかジャイキリ起こしてるとは
0
和歌の浦にかき(搔き・書き)めおかむ藻塩草仮り(刈り)そめにだに見む人もがな
0
玉津島神の恵みの尽きずあらば立ち返るべき和歌の浦波
0
思ひわびうはの空なる浮雲にたぐひて去らむわが身ともがな
0
置いてきた支払い中に思い出しのろのろ歩く肉エコバッグ
1