Utakata
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樋野櫂
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短歌初心者です。投稿したいときに投稿します。
動けなくても食べられなくてもいい 息をしていてうれしかったわ
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犬が逝く 顔を流れる水で発電できたら地球は明るい
3
三年の恋失った痛みも忘れた 十五年愛した犬よ
5
初めての恋でも最後の恋でもない でも夜の散歩をしたのは君だけ
5
気がつけば一人だ 洋画のエンドロール、好きなのは私だけだった恋
3
戸締まりはちゃんとしなさい あなたには秘密をつくる権利があるよ
6
短歌には馴染みがなかった、でもいいね
三十一文字
(
みそひともじ
)
は私を責めない
5
ベルギーワッフル食べてもここは日本 孤独の海に囲まれている
3
何故自分が輝いてるのかわからない星がいるなら宇宙も愛せる
3
道路には出るな フェンスは越えるな 手を
解
(
ほど
)
くな 別れようとか言うな
5
オムライス食べると思い出す 好物だった、顔すら忘れた君の
2
誰だってたまには死にたくもなるし「生きてほしい」と言われたくもなる
5
もし生まれ変わってもヒトになるのなら四月を愛せる種族だといい
6
月曜の朝の光が当たらない地面のつくしよ、そこを代われよ
7
卒業の日にも仕事だった父 誕生をいまだ祝うのも父
3
死にたいと願った夜もあったけど夜の温度に生かされてもいる
5
風邪のときすきだったもの りんごうさぎ 冷えピタ 三十六度の手のひら
4
おすすめユーザーの昔のクラスメイトをブロックして成り立つ青春
1
納豆はいいね
元カノ
(
あたし
)
よりも粘着質なのに愛されててさ
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坂道でおぶってくれる人よりも分かれ道でも手を離さぬ人
2
嫉妬という文字には女が二人いる 私と貴方の元彼女である
7
当然のように夜は来るし冬は寒いし君は隣にいないし
4
マスカラもアイシャドウも落ちるじゃん なんで今更引き止めに来たの
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火傷して爛れたはずの皮膚だけど撫でる指のやさしさはわかるよ
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