息吸って五臓六腑に染み渡る東京の空は無味無臭だった
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お使いの携帯電話はあと五分で強制的に終了します
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君らにはわからないだろうそうだろう だっておれにもわからないから
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理由とか原因とかはわからないけど疎まれていることはわかるよ
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神さまを信じぬきみが溶けてゆき春になるのをインスタで見た
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その傷はカルピスみたいなものだからたくさん泣いて希釈しなさい
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叶わぬと 知り願えども 足りぬ手を 降ろす勇気も 伸ばす努力も
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知恵のない荒野に種を蒔いていく 「せかいはことば」そんなこころみ
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鮮血のような赤色紅ほっぺ だけど苺の血は白いよね
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またしてもたぶんぜったいクビになる どうやって生きていけばいいんだ
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お前にはできることなどないんだよ 知ってる 今までもそうだったから
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夢ならば言ってくれればいいものを意地悪な人あの日も今も
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祝福をさせてよなんて言わないわ、だから許して泣くことだけは
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日程はなるべく先の方がいいお幸せにと言えやしないから
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私には向けられなかったその笑顔燃え尽きるまで側に居させて
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引越しの朝になったら思い出すだろうあなたに借りた消しゴム
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君ってば心の底から笑うよね こっちまで幸せになれるよ
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「ああ」とだけ溜め息を吐く君の白さが僕を暑くするのだ
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〝 愛おしさぜんぶ抱えて生きてきて 〟そんな願いは叶わぬ戀だ
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全身が喜んでいる お布団の中に入った労働の後
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嫌なことたたみ込むよにやってくる逃げてもいいかと犬に聴いたり
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犬の君君は心の友なのにぼくは犬だと尻尾をあげる
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酔っ払い忘れる事が辛かった思い出す事少な過ぎるよ
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キリギリス君はいつでもキリギリスアリの私は働くしかない
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「きみとぼく変われないから友達と呼ぶんだ」変わる気もないくせに
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夕焼けは 強がる僕を 抱きしめて 背中トントン 泣かしてくれる
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持ち歌を 先に歌われ 焦る僕 好きなあの子に 聴かせたかった
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サラサラの 砂の便箋 大好きと 書いた手紙を 波がかき消す
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あの自転車とおなじ速度で行くならばさよなら僕は忘れられない
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