陽がかげり 怒り 向かいのマンションの三階以上が消えて無くなれ
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コマーシャル終わると死んでいた推しを見つめ動かぬ母を見ている
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‪そしてあなたを思い死んだ私を、あなたはいつか知らぬまま死ぬ‬
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騒がしい静寂の後、数秒後、無音が耳をツンと貫く
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微睡みにさまよう私を抱きしめる、あなたはきっと君じゃないのね
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私にはたった一つの夢がある。叶わない夢、終わらない夢。
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四分の一のかけらを飲み込んで湿度の高い部屋で眠ろう
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輪廻からはずれて身軽になったなら 飛べるんじゃないかと思ったりして
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いつだって言葉は足らず であっても出会っても 祈りのように そこに置くだけ
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ゴミ捨て場の割れ物とぬいぐるみとゲロと新書と死体で書く文字
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火事で全焼したアロマキャンドルの燃えかすがきっと私でしょうね
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現金に負けないことが大事かと残業するより早めの夕飯
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車窓から夕焼け消える行く先はあなたのいない神戸の夜景
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人生のロールプレイング初心者です。 ハードモードで呪い解く旅
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さよならを美化できるのは春だけだ 第二ボタンで窒息死する
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春なのでしろいうさぎを捨てに行く よい おとなに なれます ように
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元カノがSNSをやってなく今どこにいるかわからないんだ
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七曜のどこにいるかもわからずに外に出掛けて薄氷を踏む
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失ったままの標を探してる代わりになれぬ導きの眼だ
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感傷の一言をただ記号へと無意味におこすコピーライター
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過集中 注意散漫 いずれかになってしまうと迫を産む
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年老いて耳も聞こえず目も見えず抱かれながら空を見る犬
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小間切れの母喰う犬と目があってヨシとほほえみ我も喰らわば
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明日からあなたを忘れて生きるなら、あなたを想って死んでしまいたい
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たまらなくなっちゃったから缶ビール今日は一気に飲み干すなり夜
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こんなに春で遠くの街があかるくて燃えてるみたいと助手席のきみ
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主なきハンガーの白、羽根まとい飛びたった人 冬置き去りし
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みずいろの色えんぴつで描くそら羊の群れがゆうゆう泳ぐ
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貴方の背ただ追いかけていたいから振り向かないでと祈っています
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目のはじをつうとひとすじ過去問のマーカーに似た車の黄色
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