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公園を奪われた子どもは大人になりあの日を抱え五階へ
6
大胆な自分目立って致命傷だが勢いに乗り荒稼ぎ
7
決まってたけれどひっくり返される話が無駄であゝもう令和
10
「好きです」や「愛しています」超えている この気持ちには名称がない
39
朝起きて君に伝えるおめでとうふたりはしゃぐ誕生日
12
道中のトイレの度にガムを買い三種の味を一度に噛んで
12
アフガンの荒れ野に銀河の水流し中村翁は流れて星に \ 中村哲先生命日1204
22
しんしんと 降りやまぬ雪眺むれば 真白き冬が みちのくの地に
15
女竹
(
なよたけ
)
の夜ながきほどに君しのび摘みてはすてし
鬼燈
(
ほほづき
)
の実ぞ
5
冬ぬくき縁側にならぶ鉢ながめ「あと10分!」とマシンこぐなり
10
クリスマスプレゼントなしいい夫婦だったのにあゝ妻の旅立ち
9
頓服に頼らず再入眠したい
眠剤
(
ロヒプノール
)
よ 仕事してくれ
12
実家のゴミ捨ててこよかと目が覚めて 時計見たらばまだ2時だった(可燃ゴミの日。5時からだー)
8
頑なに隠す心の奥底をプリズムみたいに分けて知りたい
8
あいすとは甘く冷たくいつまでも変わらずきみを待っていること
10
「さよなら」とサ終となったどう森のドッペルキャラがあつ森に来る
4
はじまった 今年最後の 一ヶ月 1日すでに 走り過ぎ去る
9
知らなかった きみのことを避けて書くのがこんなにも難しいなんて
9
生活に短歌は必須ではなくて 追憶の日々に言葉がある
11
目を細め白い歯を出し頬が張る その笑みを見て笑いが
伝染
(
うつ
)
る
7
窓ガラス洗って磨いて輝いて映る己も少しは磨けと
12
悲しみに触れる喜びをああ幸せ 貴方と心を分け合って
7
「お大事に」と君が去った静かな狭い部屋と小さな冷蔵庫だ
4
「宝くじを買って待つ時間が志好だね」って言うと生返事なあなたと犬
5
「さよなら」と「またね」の間の言葉を探し続ける自分の卑怯さが嫌いだ
7
うれしいと歪なハートになる 装花 どこで「えーーと」と言うのか分かる
5
袖口に蝶が止まりて時間止みまた音もなくひらと
翔
(
と
)
びたち
13
根本が白くて吐き気がするよ 解けた生糸の赤い手袋
9
好きでした過去形なんてありえない 日々毎日がI・N・Gなんだ
16
代わりという意味ではなくてラジオアイソトープとしてあなたの隣
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