海底に籠っていてもかまわないしんかい2000で逢いにいくから
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「だいすき」が泡あぶくに変わる水の中君は上手にそれを飲み込む
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信号が青ならきっと変わってた チャットモンチー 泣けてくるんだ
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やや温い知覧茶飲み干す縁側の監視のごとき鷲の旋回
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2021に取り残されて、冬 まつげに雪が積もる早朝
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あさ行きの一番列車をあらたむる、四郎が原の昊色の橋
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いつの日か 夢のような日 来ることを ずっと待ってる ずっと待ってた
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気付いたら、もうあと二日!?時が経つ。 絶対負けない。合格してやる!
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生活に怖がりだったあのときのきんぴら多分まだ食べれたな
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アパートに不届き者が生きている深夜洗濯機が厳かに
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歌わない僕など価値はないのだと 思ってたけどまだ生きている
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地球と1つになった愛しい君 これからだったらいつでも会えるね
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あの花も治らなくてももういいや ノンアルビールも慣れちまったし
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約束など 破ってくれて構わない だから明日も私を誘って
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爆弾を投げるつもりで飯を食え有害無益な人間として
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目があった、眼鏡から 変えた理由が 映った君のコンタクトなら
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夏みかん香る車内のやり取りはあの少年の驚いた顔
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落ち込んで昇って再び落ち込んで その繰り返し いつまで続く
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音が雪の一部になる黄昏は紛れもないほど文学であり
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夜に働く人々の息が山に登って明日の雲を作る
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真夜中のエンジン音では泣かないよ もう帰らない君とあの日々
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不都合なDNAにはじかれた僕の瞳は赤みを帯びる
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しんどいな 誰かを愛したとしても 「劣っている」 と 思い知らされ
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黒瀬峠 軋るペダルで汐風を、かきまぜて往く 湾のしづ波
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君んちのベッドの下に転がったアイライナーは今、元気かい
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自分より 神を愛する 人は皆 神の子供に 愛を感じる
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地上には 居所もなし 安楽な 暮らしもなくて 報われもせず
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神の手に 使われるのは 謙遜で 優しき心 持つ人にして
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善悪を 思案するうち 巧妙な 手口を学び 一挙両得
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問題が あるから知恵が 付くと言う 何もなければ 成長もなし
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