消失点へきえてく車 一様にジャンボ海水プールを目指す
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激痛の肘の痛みの診察に 退院まもない夫の車で
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「大丈夫?」「大丈夫か!」とお互いに 老々介護ここに始まる
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どことはとは言わぬが怖き国多しそんなの国混ぜるな危険
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激痛の肘を伸ばして手相見る 生命線を主治医もさわる
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真っ昼間公園木陰でサバ缶肴にヘブンのワンカッパー
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窓黒く染めるトンネル越えしとき夏の夕陽に昼長き知る
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事情あり友と会わずにはや五年 同じ思いか訪ねても来ず
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アルミ缶集めて稼いだこの小銭向かうは自販機ワンカップ
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街灯が落とす 自分の影法師 細く曲がって 暗くも見えて
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歩数計目標数値を再設定 この炎天下じゃ体に悪くて
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強烈な 日差しの中に 風が吹く 涼しいどころか ただのロウリュ
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そういえば 誰にもちゃんと愛されたことがないなと ささくれ気にして
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目も耳も君を追う癖直らずに胸に尋ねる雲の行き先
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根っこやら地下茎やらをぶちぶちと力まかせに引き抜けば風
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読みきれぬほどにメールはくるけれど一番ほしい君からこない
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熱狂の抜けぬまま乗る満員電車 お気に入りのユニフォームと一緒
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街道沿い 山中腹やまちゅうふくに海を見し墓は立つなり船守るごと
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やせいって ニャンだったっけ それおいしい? ねこは寝こけて おくちもあいてる
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音も無く陽炎かげろうゆれる濃い桃の百日紅さるすべり咲く 誰も居ぬ午後
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今の俺 替玉なしで足るを知る 昔は見栄みばを思はざりけり
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容赦なき群青 二の腕まで褐色の ポニーテールのライフセーバー
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初恋の当時はレモンの苦さだけ 今、過ぎてく日々が甘く美化する
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天も身も地続きなのに暦だけ区切られ、六月 乾きを引き摺る
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曖昧な言い方されてもどかしく令和だけれど心は昭和
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立ち枯れの枝葉に芽吹く翠翅諸声染みて夏かさね着る
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家の前紙飛行機を飛ばす君ささやかな一時夏の1ページ
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ねこのまゆげ かわいいだけじゃないんだよ めをまもったり だいじなやくわり
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爽やかなハーブの入ったマスタード 夏の朝パン 相応しきかな(フランスパンとウインナー)
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手で書いた「排水禁止」に色を塗るこんな事でも少し楽しい /排水菅更新工事
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