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きっと君は今頃私を忘れてるその唇も他の誰かに
2
何層も何層も重ね合わす夜羽衣みたいに薄くて脆い
1
オリオンに比べて僕はちっぽけで 坂道の途中で溶けてみたいな
3
構わずに
鳥
(
とり
)
囀
(
さえず
)
っているのですパンデミックの朝が来たのに
2
幾重にも私を包むオブラート、君の胃液で溶けて、おしまい
3
中国のコロナと北のミサイルと 凸凹コンビが世界をめざす
2
あからひく興行/叩打 十畳にストリンジェンドする前臼歯
2
別れよう 彼の言葉が 落とせない 無理に擦れば 傷口ひらく
1
快速がゴォオと走り最初の日見上げた夜をぼくは忘れない
2
汗腺のふつふつひらく痛みあり 片手でファスナー下げて漕ぎゆく
2
何よりも 春が来るのを 待っていた 菜の花運ぶ 芳しき風
1
百日のメメントモリは今醒めてcapitalismのお出ましとなる
4
母だから 女だからとむしられて かえりみられぬ彼女の桜
3
決めつけの激しいそういう
気性
(
タチ
)
だから花占いもツツジをちぎる
5
尊重とケアと配慮と承認と敬意 誰もがここに居て良い
7
伝説性によって破壊されたもう一人の私 アクアタルカス
3
頑なに動こうとしないガマガエル こっちにおいで こっちにおいで
1
卒業式クラスで唄を歌いおり オフコースの「さよなら、さよなら、・・・・」
2
さて真木割く
脾細胞
(
スプレノサイト
)
抽り出して白衣のアントニムはサーベル
3
モカ錠のようには きみを
我條脷度
(
このしたに
)
のせてのみこめないよ ごめんね
3
『捨ててやる 海も
蒼空
(
そら
)
もないこんな町』 ネモフィラの花で幻視する
瑠璃
(
あお
)
7
空白になる焼け落ちる金閣を見上げる焦げたまぶたをひらく
2
葦田鶴
(
あしたづ
)
の
鼠
(
ね
)
鳴く函より 引き出でて 炭酸瓦斯に 曝しつつ 皮に刃を入れ 腹を裂き 赤き
脾
(
はらわた
)
取り出でて 絹に裏越し 振ん回し
塩安水
(
ACK
)
に 晒しつつ 赤血球が 破るれば 水足し重ね ぶん回し 脾細胞をぞ 得たりしか
0
みづからの重みにかしぐアネモネや姉も妹も卒業の春
2
六色の地殻かき混ぜ
底面十字
(
クロス
)
から
一層ずつ
(
レイヤー・バイ・レイヤー
)
法で積む
2
いつか黒猫がすわっていたとこにとまって爪をいじるカラスよ
1
冬ぐつをしまい シューズは軽やかに グイグイグイと景色を変える
6
十六歳大人の世界を知らぬ間に 入院したる冬の苦しみ
5
あるちふとらうがひ病みとるむぺんと 歌よむ道のなどてけはしき
5
此の
料理
(
レシピ
)
は多量の
唐辛子
(
チリ
)
と
葷辛
(
ニンニク
)
と
無気力
(
アパシー
)
の
意麺
(
パスタ
)
腸臓
(
ハラ
)
に障るぞ
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