日曜の暮れる寂しさ抱いても、それでも君には抱かれたくない
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かの人の声を聞くたび思い知る、君には私じゃない君がいる
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酒浸り我を忘れて泣きわめく、あの一月はまるで一年
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叶えたい夢が私に舞い降りたそれだけのことそれだけのこと
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滞りなく家事こなす強い人 僕は弱さを忘れたくない
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君のこと泣き叫びつつ追いかけてハッと気づいた そう、これは夢
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もしきみが海でしんだとしてもたぶんわたしは海を愛するだろう
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まっすぐに落ちてくだけのきみの描くその直線に惹かれる、痛い
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雨の予報覆し青空招く荼毘の煙は晴れ男最期の躍如と微笑もう
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久々にBのえんぴつ出してきて 裏白紙におえかきしようか
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金ぴかの時計ほしがるけいちゃんの睫毛の先のくるん見ていた
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私はそう、いつだって君に寄りかかり、生きずにずっと死んでいたんだ
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舌の根に残るカレーの苦い味、まるでいつかの胃液のような
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吐きそうなほど意味のない時間さえ私にはきっとかけがえのない
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人と同じ言葉を話すことに快感など覚えてはいけない 頭冷やせよ
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陽がかげり 怒り 向かいのマンションの三階以上が消えて無くなれ
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コマーシャル終わると死んでいた推しを見つめ動かぬ母を見ている
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‪そしてあなたを思い死んだ私を、あなたはいつか知らぬまま死ぬ‬
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騒がしい静寂の後、数秒後、無音が耳をツンと貫く
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微睡みにさまよう私を抱きしめる、あなたはきっと君じゃないのね
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私にはたった一つの夢がある。叶わない夢、終わらない夢。
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四分の一のかけらを飲み込んで湿度の高い部屋で眠ろう
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輪廻からはずれて身軽になったなら 飛べるんじゃないかと思ったりして
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いつだって言葉は足らず であっても出会っても 祈りのように そこに置くだけ
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ゴミ捨て場の割れ物とぬいぐるみとゲロと新書と死体で書く文字
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火事で全焼したアロマキャンドルの燃えかすがきっと私でしょうね
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現金に負けないことが大事かと残業するより早めの夕飯
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車窓から夕焼け消える行く先はあなたのいない神戸の夜景
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人生のロールプレイング初心者です。 ハードモードで呪い解く旅
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さよならを美化できるのは春だけだ 第二ボタンで窒息死する
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