うるさいうるさいうるさいうるさい 僕の中に入ってくるな
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信号が 一面青に変わるとき 許されてると思うんだよなぁ
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世界との境界線があるならば それはきっと あなたの中だけ
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間違って 消したテキストファイルこそ 私の最高傑作だったの
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「しんだらさ やっぱなんにも 感じないかな?」「わからないけど それもありかな」
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「はいどーもー」  真似っ子真似事絵空事 テレビの中は嘘を煮詰める
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肉体があるからきっと辛いんだ 切っても切っても 出るは赤雫
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枕元 読まない本の中に眠る ふしぎな世界と出会わずじまい
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愛してる ということは 悪であろうとも 抱きしめられるということなんだよ
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知らないよって 言ったじゃん
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残り香を抱いて眠ります なんて ちょっと都合が良すぎませんか?
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カシュッ ゴクッ ゴクッ ゴクッ ッ プハー 別にこのために生きてるわけじゃない
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妄想に生かされているこの部屋は一人では少し広すぎるから
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ベランダでタバコの煙と火を見つめホタルの尻だと笑う横顔
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春月の薄くれなゐにうるみたる朧を愛でり菜の花の道
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洗面の鏡に映る水仙花 とげなき言葉で今日も一日
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草の花 あやとりの友今如何に 春の夜空に星きらめける
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お風呂でさ 目を閉じてちょっと脱力してみ どこまでが自分?わからなくなる
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広がる温度が心地良いからあなたの隣りにいるのです
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キラキラと嘘をつく君を見つめながらその首元をそっと締め付ける
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やめたはずなのに指が覚えてるああ僕はずっと無意識のままに
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ただのいたっきれからつくったぼくの声帯が六つ震えて泣いて
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闇の底仄暗い中見つけるはどうしょうもないほどの黒と血の色
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嫉妬するたびに嫉妬をする君が嫉妬されてる実の幸せ
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違和感を感じてしまう時の流れが僕の右側を埋め尽くしていく
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研ぎ澄ます感覚をしてるあなたの顔が歴史を感じるようでうれしい
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指先が触れて離れてまた触れてそれに合わせて君は微笑む
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うつむいて歩いていたら生け垣の低いところにかまきりの宿
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ばりん、りん、轟音とともにあふれだすジェリーフィッシュとぼくらの祈り
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「オレンジと水色混ぜたら何色ですか」「夜色だなんて言ってみたいね」
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