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父去りて 明けに訪ねし 礼拝で 父の冥福 願う晩秋に
10
会話中時折混ざる関西弁きみが暮らした土地の残り香
13
太陽も勘づく僕の恋心夜の間に馳せた想いも
8
朝寝坊 しっかり寝ても するはずの ことができずに スッキリしない
6
猫好きの
だんせい
(
男性
)
にきいた あんけーと
にくくう
(
肉球
)
さんは 3位だったよ(好きなパーツ、1位は、おめめ)
8
雨降ってきたと知り得て ベランダに干したるワンピを 焦って回収
9
くたびれて相撲見ようと座れども我が親方はさすが重たい
16
小党首 素直に連立組んでれば 生き恥さらさずすんでたかもね
9
もう今夜ゆっくりしたい夕飯は魚を焼けと母相撲みて
18
孤独でも悲しいことも起きなくて幸せなのに雨はさみしい
35
霜月も半ばを過ぎたこの頃にアイスカフェオレ飲むとは思わじ
7
あと六分焼き上がり待つ夕前は雨と一緒に泣きたくもなる
12
雨垂れとカラスの声が重なって淋しくなった三時半前
18
クリスマスイルミネーション点灯式長閑な午後に半袖姿で
10
マシュマロて何十年ぶり食べたっけ ダージリン味 紅茶によく合ひ
12
うどん屋に入ってすぐに行ったのはセルフサービスでおでん選び
9
ドライブで道を間違え着いたのは川が流れる工場前
6
小党首 罠に嵌った小動物 メディアは煽る嫉妬とサディズム
7
小党首 甘く見てたな伏魔殿 老獪な罠嵌って真っ青
7
私ばかり浮かれている 君の心臓は朝も夕も凪いでいる
4
手術室冷たいベッド帰れるか怖くて震えでも仕方なく
8
幼き日 母を見上げる瞳だけ 今でもさがす 我に戸惑う
12
切り替えが 下手なままでは生きられず 外はあんなに晴れた日なのに
15
物忘れの病を受けし妹を
義姉
(
あね
)
は励まし果ては叱りき
20
親でさえ 理解できぬまま君
庇
(
かば
)
い 疲れ果てたる日々に涙す
16
昨日見た夢の話をしていると夢より素敵な今に気づいた
9
道端で拾った愛の言葉でも大切にするあなたが好きだ
9
朝ぼらけ
四十九谷
(
しじゅうくたに
)
に満つる霧 鹿よ導け 天命の道
11
水に出で風に運ばれ火で食し ただ地へ還る
幸
(
さいわい
)
を知る
10
人の身に余り足りぬと思ひなば
棄
(
す
)
つ
業
(
ごう
)
と知れ
棄
(
す
)
つ身などなし
8
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