十四の少年こそが血と柘榴について語れ神話の如く
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大雨に 備え身支度 する朝は 雨の日に行く 遠足に似て
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目の前の花は踏んじゃうくせにフェンス越しの花に同情する君
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ピクピクとシトシト雨を聞きながらツンデレ猫は窓辺に集う
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名前入り可愛いスタンプ送ってる 疲れた貴方元気になるかな
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テレビ消す途端に広がる雨の音 着替えを詰め込み玄関開ける
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アルコール明けの翌日単純に水より君がほしいのはなぜ
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身を寄せて傘に入ればここだけが宇宙みたいで もっと降れ降れ
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真求め過激に走る君と会う信頼破りしらじらと朝 \ 学校封鎖未遂
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大腸を半分残し命あり治療長くも花を育てる
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あなたとの電話で寝落ちた昨日でも答えは聞けずに朝のため息
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鵜飼舟川底焦がす篝火の上り下りに明くる短夜
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この恋をつたなき恋と秘すれども想い綴らんこの身哀しき
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イケメンと 軽妙巧み 使い分け 松野のあんちゃん 身罷みまかり惜しむ
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滝落つる自然歩道下滝カフェのあじさいに降るしぶきや優し
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幸せは 季節の移ろい 見届けて 黙って座る縁側にある
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朝目覚め「今日も生きてた」ありがとう 庭の紫陽花風に揺れてる
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転んでも泣かなくなった天使には パピコはブドウ紫色の
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夏至過ぎに「最高気温二十度!」とは…。短パン脱ぎて春物さがす
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ばら肉となすの薄切りくるくると 巻いてる五歳の小さな指先
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忘れてく記憶は全部この箱に 入れて地中に埋めておきたい
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あなたの詩が好きですと言うのは 私にとって告白だから
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熱帯夜寝返りうちてまたうちてまんじりともせずく寝たいや
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僕を見下ろす君のまつ毛は今頃空を見てるのかな
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この先に 光があると 信じても信じても信じても空しい
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カラオケで同期が歌うコブクロの音符が狂う地獄のうたげ
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ガラクタを 集めて笑う 束の間の コインに託す 張り詰めた日々
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不健康自慢ばかりの検診で待合室は賑わし平和
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悪い癖まともに詠めよ短歌だろちくしようめでまた夜が更ける
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ビキニかな?いやワンピースだろ!でもスク水の君は混じるな/こら!
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