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ていねいなにんげんなのでていねいにしごとをしたら午前二時です
7
生活の音がだんだん消えていくきっとヘブンはきっと凪だね
4
いつになく神妙そうなきみだからつぶやいておくほろびのうたを
4
うつくしい 言の葉ならぶ 晩春は 眠気も惜しく詩集をめくる
8
カトラリーまだ上手には使えないこんな私も26歳
5
恋人になったばかりの僕らには テンポの悪い👍(いいね)が並ぶ
6
憧れのあの子が好きな洋楽を聴いて巡った17の夏
6
水たまり映る世間は鬼ばかり それでもたまに出る虹が好き
5
くしゃみしてそっぽを向いた先にある袖口に付く口紅の赤
11
疲れたとぐずるきみの手引いた日は 木漏れ日ゆれて 葉擦れがありて
9
汗だくの一日流す事もせず節約なんて正しいのかな
18
念願のユッケが美味い新鮮で衛生的な死をかみしめる
8
「誰の歌?」耳遠くなる母にまで届いているよ猫の恋歌
24
知恵の輪をほどくそのまま家を出てそのまま跳ねた人も車も
2
大丈夫 そもそも私 無駄だとか 効率だけで 生きてはいない
4
開けといた窓から流れ入るのは涼しい風で夜は夏じゃない
5
締め切った部屋で回るよ扇風機網戸破れて窓開けられず
4
思いの丈を伝えたはずが とってもらえず肩落とす/別れ話(都々逸)
2
へべれけの頭に響くハイヒール駅のタイルはひどく汚れて
7
思い出した今日の失敗 逃げるため開けた窓から涼やかな風
4
帰り際元気を出してという菓子の甘さ心の重みを溶かす
11
帰り道西陽に照らされ新人の悔し涙も光を帯びて
10
六月のポップコーンだ フォーカスの狂った視界 そのまま走る
4
心砕き 心赴くまま往くも 心の
在処
(
ありか
)
三十一
(
みそひと
)
に訊く
12
あたらしい夜が来てまたひとつずつ朝を重ねる嘘を重ねる
5
いいかげん どっぷりお風呂に浸かりたい 喉の痛みに 二の足をふむ/ずっと風邪引き
15
悩んでる そんな時でも腹がへる ぐうとお腹も唸ってくれる
11
鬼の居ぬ会食はただ楽しいよ 変だったのは僕ではなかった
4
うな丼を食べたい中国産でもいいそういう小さい贅沢したい
6
さぁ死なば諸共地獄で会おうか きっと手を取り見つめあえるから
4
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