嗚呼いやなおばさんいるわ。あら待って、鏡に映ったあれはまさかの
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誕生日 五十七回重ねても 祝ってくれる 通販サイト
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愛される小猫小鳥のいたずらと同様わたしの小罪を赦せ
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空模様 降ったり止んだり 定まらず 花粉にヤラれた 私の目鼻か
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白い部屋でクスリに浸かり眠ってる友に会うためご飯をたべる
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どのくらい時間をかけてこのシーン描いたんだろ頁を捲る
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おまえの存在がなくなって春を知る さよなら、もう いや、またな
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青色の 免許更新 して来たよ 五年後にまた 出来たらいいな
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正解はないけど君のためにある 間違えたくない瞬間として
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すきだから そのひのうちに たべないと とじこめるのは むずかしいから
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今宮の いつきと問へる 承如法しょうにょほう ゆかしは歌のみちか真木の戸か
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春風の中であなたが振り向いて歌とひかりを食べていた午後
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どこまでもこの花束を抱きしめてひとつの春を我がものにせよ
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もしも霧や霞であるならば空から君へと降り注げるのに
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花の上に涙を露と残し置きて霞の奥に消ゆるかりがね
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カーラジオ かなた師匠の名を聞けば 必死で真顔 春嵐の日
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轟々と猛き風受く買い物は怯む両足檄飛ばしつつ
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春風と 花と線香 缶ビール 供えたエビスに 亡父ちちも笑顔か
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柔肌の 双丘そうきゅうの奥の 脈打った 脆い心の ソコに触って
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春嵐 澱む政老 吹き払い 刷新若き 正義もたらせ
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よく噛んで食べなさいねと ねこに言い いい音だねぇと ほめて育てる
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春あらし 悲鳴の如く風唸り 母の買い物 今日は止めよう
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脅されて黙ってしまった薄暗の 庭を歩けば満月の匂い
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色褪せない言葉を探す 平易じゃない フルカラーで
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火傷みたいな過去を辿り 触れる柔肌
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だから 僕らは、シュガー・マウンテンの外に出よう
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息苦し蒸し釜の夏もすぐ終わる 冷えた素麺呼吸すれば
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沈む夕陽と古いフィルム 解釈違いのニューシネマパラダイス
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世界中を飛び回ろう 呆れるぐらい 僕らはスワロウ
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古生代の菅推目 泳ぐ浅瀬のディープウェブ
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