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夢のなか狂おしいほど咲いている
眼
(
まなこ
)
の花が暖かかった
4
顔と首 塗った残りの乳液を 無限に吸い取る ヒジヒザ砂漠
13
むりくりに過去形にした恋のことたまに取り出し光に透かす
12
仕事量?寒さ?年齢?悩んだが 美容液だけで解決なのか
9
帰宅後に顔が元気で驚いた 美容液代えた それだけなのに
15
仕事終え 賑わいよそに家に着く きっとあそこはなにもない ここにもなにもないけれど
4
閉じたまぶたをなぞる指つめたくておいしそうだし齧ってみたい
6
浄水器効き目調べてふと思う人を調べる試薬ないかと
9
本当に欲しいものだけ見つからず近所のドンキは人生の様
8
シャウエッセンあゝシャウエッセンシャウエッセン君を想ってまた焼いている
13
怖くても誰かのために立ち向かう強さを人は「勇気」と呼んだ
12
遠くから曲がる間際に手を振ったいい子も今は還暦迎え
19
支えられゆっくりゆっくり散歩する 懸命に生きる
犬
(
キミ
)
は励みだ
43
昼も夜もひたすら眠る
十六歳
(
(愛犬)
)
「散歩行くよ」とそっと抱き上げ
33
初々しききみが渡ると憧れるぼくが架けた七つのブリッジ
5
午後の癒やしアーモンドチョコレート 丸くてつやつやでコロコロ 転がって隣のデスクの下に消えた
4
曇りの朝が好き 裁きのひかりが昨夜の罪を暴けないから
7
天国の門で伝える言葉ありこの世ではもの云わずに生きてきたから
13
寂しさが刻印となり離脱せよぼくがはじめて悪を知った日
14
寝ても寝ても眠くなるのは
(
と
)
年齢
(
し
)
な のさそれが還暦すぎと言うもの
9
「お入んなさい、さあどうぞ」縄跳びに入るとそこは無限のTSUTAYA
7
「きらきらすればするほどかなしい世界もあるね」ときみはワイン揺らしつつ
9
冬枯れの景色に飽いた我の目にすいと飛び込む
磯鵯
(
ひよどり
)
の
蒼
(
あお
)
25
寝る時間増え いつ立てなくなるかと 我が愛犬の
齢
(
よわい
)
十六/ふた月後に十七歳を迎えます
U^.^U
22
漂白の無情感なる街ならば
潰
(
つい
)
える者よそは真理なり
7
ため息を吐かれ生きてくくらいならひとりで暮らす花を飾って
14
冬忍び寒の戻りの風に耐えふるるふるふる小さき花は
15
泣き喚き「僕も死ぬんだ」銃抱くいつかの君が立ちし証言台
5
原稿を手荒く掴むその指で彼に正しく触れられるのか
7
まばらな白髪 約5センチ 生きてる証拠 でも黒く塗りつぶす
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