強烈な朝日の暑さに耐えかねて 車で往復ドラッグストア(50㍍先)
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子猫詰めリュックサックで夜を往く国境の橋その上辿り/また筋肉少女帯パクリ
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心臓が刻むリズムに棲みついた魔にゆるされたうただけがうた?
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犬わかる猿はギリギリ雉は何故?戦力なるかな桃太郎よ
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今もなお言えずに残る心には静かな波が寄せては返す
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浴槽でカミソリ刻む薔薇の肌痛みも痺れぐっと手握る/怖っ!
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日焼け止めチューブもこんなにやせ細り さんさんまぶしい夏も過ぎゆく
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屋根の上アンテナからの毒電波ムラサキ色の蝶が留まって/筋肉少女帯より いよいよネタ切れ
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たくましく 根を張り咲くは コスモスや 秋晴れの朝 世は忙しなく
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無花果いちじくのほのかに甘い風香る 無花果の木の小さな木陰
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副鼻腔に膿立てこもり扁桃にナイフグサリと突き刺さりけり
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歌手うたうたい胸の蛇腹を伸び縮めメロデ− 奏でるアコ−デオンの
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川鵜らは蛇籠の上で一列に並んで羽根を乾かしをりぬ
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トラブルも思い出のうちママは言う子どももママも大きくなった
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アブラゼミの鳴き声耳に消えぬ吾セミ一族の虜囚となりぬ
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たなびいて 流れる雲が 五線譜に 捕まり鳴らす 秋の音階
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翔平の 刻むベースは晴れやかに  押して迎える秋の朝
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ヨシの原 渡りに備へ秋つばめ よく食べ行けよ春に戻れよ
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この世には、「好き」かつ「嫌い」なものばかり。 だから悩むし、だから愛しい。
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ジリジリと 日差しが肌を 刺してくる いつまで居座る 夏の高気圧
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朝夕は めっきり秋を 感じても 9時を過ぎれば 酷暑が続く
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夏過ぎて 入道雲が モクモクと いつまで続く 猛暑日予想
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朝のバスいつも乗ってた女子高生 久々見れば素敵な大人に
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文鳥に逆剥さかむけむしられ跳ねのけるまた降りてきて逆剥けねらう
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コロンブスは意欲に(1492年)あふれインド探す。そがインディアン 呼称の故らし
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「ただいま」と話しかければ「おかえり」と言うはずのない椅子やエアコン
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君はどこ 空から此処が見えてるか 子どもが娘になる戸惑い
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夢に見る 優しき声の父母はもう 鬼籍に入り幾年か
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泣くことが 難しくなり シングルの背中さすりし母 今は亡き
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カレンダースケジュール帳の顔並び 今年は前へ進めていない
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