天の窓 開いていても 生きるだけ 恵みに少し 感謝するだけ
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自転車を 一人で乗れる 楽しさを 知ってるだけで 成長したな
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一人では 淋しいけれど 自由だな それでよければ それでいいじゃん
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愛という 奇跡を信じ 生きてゆく 死んでも生きる そういう感じ
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人生は 孤独に耐える 競争か 人は死ぬまで 癒されぬまま
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叫んでも走ってみても海は海 ぼくがひとりで思ってるだけ・
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単純な二択はいつも外しちゃう私の横にあなたがいるの
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「である」より「に見える」方が人間の定義にはより重要らしく
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堕落して終わる運命なのだろう暗くて暑くていい匂いする
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わたしだけ夏に取り残されたまま 君との夜を忘れられない
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一滴の雨粒の輪を幾重にも描くこの池小宇宙なり
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甘くざらつく君の舌溶け残ってるミラーボールの光のかけら
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Uターン 新幹線で帰京して 家路に引きずる キャスター鞄
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華の人が かへりて吾を 教えけり 汝が生命は 运动に在りと
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西日差す 甲子園たたかい終えた球児たち 家路につかん 新神戸駅
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保育園迎えの前に髪の毛を一つに結び直す十秒
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愛すれど 力適わず 幸福を 贈ることさえ 出来ぬと悟る
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東京の 雑踏の中 消えてゆく 後姿を 見送る夕べ
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貧乏は 望んだものと 言えないが 金を恨んで 人を拒みて
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現実は 愛されぬまま じっと耐え 平然として 日課をこなす
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戦わず リングに立たず ぶるぶると 震えていては メダルは獲れず
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叶わない 夢を追いかけ 50年 老いぼれてなお 何も悟らず
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一人では 淋しいものよ 二人では 窮屈なもの どうすりゃいいの
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ぶつぶつと 唱える以外 何もせず 何もできない 雁字搦めで
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高速で 命知らずの ドライバー ヒヤリとハッとや 二度と行くまい
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悔いは無し 蝉の鳴き声 終わる頃 砕けた夢を 切り離す吾
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鼻詰まり それに加えて 行き詰まり 手も足も出ず 為されるままに
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この箱をひっくり返してしまいたい学園ものってこういうことか
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本年も私がサンダル買う前にアパレルは秋物に変わった
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旅先で着なかった服ひと払いしてから袖を通して出勤
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