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朝の空静かに浮かぶ半月に 我の心と重ね見上げる
28
パソコンとOSにさへ「相性」があるとふ説に首ひねりをり
8
薄紅の王女のごとき富士の山魅せられし君癌の貴公子
23
ママ祈る おやすみ前の読み聞かせ 図鑑じゃなくて絵本であれと
21
どれにしよ 辛い・生もの・添加物 君のいない日 ママの楽しみ
16
山あひに
群生
(
むれ
)
に咲くカタクリの 恥じらふ様に姿美し
16
春待ちて春告鳥は歌ひ出す 人や野遊び花便り待ち
38
説明を しようとするが 考えを 伝えることは いつでも
難
(
がた
)
し
13
真夜中のインターネットを海として クラゲになったつもりで泳ぐ
13
恋なんて枯れてしまえよチョコレート郵便受けに突っ込んだ馬鹿
20
罪もなくつらくて苦しい境遇に落とされた子の笑顔尊し
17
四十路とは疲れが喉と内臓にやってくるのね二つ学んだ/生き方の工夫
16
病院のベッド点滴見上げる天井なんで涙がでるのかな
18
花束を拾い差し出すあなたの手なくてももう霧中を歩ける
8
バス停に並び見上げる冬の星
瞬
(
まばた
)
く度に広がる宇宙
33
飽かず降る雪の着地は風まかせ友を待つ間のフロントガラス
34
土脉潤起
(
つちのしょううるおいおこる
)
と云うけれど関東平野に春時雨無し/七十二節気より
9
今日から明日へ、そして昨日に 日々の揺らぎ、時の戯れ
5
猫ならば許されるだろう 君の側でずっと寄り添い眠っていたい
15
ねこの手に そっと手を重ね 撫でるとね ちいさなあたまが 手の甲にコテン
21
寒波続くあまりの寒さに玄関のドアのから母われ見送る
11
心臓が昨日の夢に溺れてる流れる赤も知らないままで
7
同僚
(
とも
)
たちの お子ら卒業入学で めでたき春はシフト
忙
(
せわ
)
しく
23
オッドアイ白猫みると まだ泣ける 十七歳にはなれなかったね>亡き長女猫・けいにゃんへ
15
三月で終わる番組あと何回君に逢えるか数えて過ごす
16
誰
(
た
)
が笑う嘘の明るさ扇動し真冬深夜のぎっくり腰を
14
あの日から琴線触れる言葉だけ探してきたわ冬の坂道
15
細き糸の紡ぎし春の絡まりて余寒に
老夫婦
(
ふたり
)
熱茶を啜る
14
連絡も入れないでいるの/zoning/鬱陶しかったこんなのだって
4
私がしてやれることは何もない ねこはえらい ねこはえらいのに
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