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体調の悪いときほど耳につく 愛犬の声、己の鼓動 /「自責」
11
鏡など合わせなくても人々の 心の内に悪魔は宿り /2025.6.13
9
読まれても読まれなくても不十分 ひとり悶絶 既読の怪よ
9
女子の日は うつぶせ寝など憚られ 寝相のわるい ねこ母 ドキドキ
13
レシートの裏に書くメモ 初めから二度と見ないと知っていてなお
17
馬鹿にして俯瞰で浸る時期が来た うるせえうぜえ 思考をやめたい
4
学生の 頃に描いた 将来と 良くも悪くも はるかに違う
9
「初めから天才気取りは鼻に付く」そうね私は平凡な人
19
奇を衒う私に顧問が言ったのは『学び尽くした後にやる事』
21
台風は良いよね ふらっと国々をパスポートさえ持たずに渡れて
11
しょうらいのゆめ 百年後の日本でもパティシエさんでありますように
6
まっさらさ 足した覚えなど ないはずだ あなたのかたちで切り取られてる
4
しくじった!早く戻らなきゃ「この恋は 一方通行転回禁止」
5
徐行がさ おまえの隣で できやしねぇ エンジン全開フルスロットル
4
可惜夜
(
あたらよ
)
に 眠気を誘ふ
YouTube
(
ようつべ
)
の ゆっくりヴォイス
霊夢
(
れいむ
)
と
魔理沙
(
まりさ
)
13
身の裡に降り出す雨は青々と いつか芽吹くか腐って死ぬか
9
向こうでも暑いのだろう 夏の夜は少し明るい墓地の街灯
13
ありがとうお母さんでもその種に水をかけても花は咲かないの
9
オムライス固めのプリン十割蕎麦 ここあすけんと間違ってない?
7
海のない街で育った船たちのアザリヤへ続く潮騒の夢
10
嬉しさは思ったよりも続かない寂しさは人の形の影に似て居る
9
橋上の灯火の列はかがやいて眩く遠く暗闇を行く
9
両親からいただいた 命の聖火を大事に 灯し続けよう この命。
5
車窓から高い建物減つてきていつもの景色に夕日が落ちる
13
展示会仕事のタネをさがしをり仕事した気にさせる人いきれ
5
早二十年むかしの客も出世して「おもしろかつた」と笑う若き日
4
列はじけ声あげる子らを目で追えばせわしくもたのし花菖蒲のみち
12
お台場の栄光はるかぽつねんと球体展望逃げられず立つ
7
新幹線旅の冊子を手にとれば地元の近所特集されり
10
人波に呑まれ漂ひゆりかもめ国際展示場まで揺られ
8
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