赤く腫れた瞳の裏側 ふっざけんな、泣くなオラ
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焦燥に駆られ募られ 夢を叶えてドラえもん
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心の芯の奥底の 漏れる泉や涙や否や
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時折、夢を見て。あっちもこっちも真っ暗で。次第に晴れて、時が来て。
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張り裂けそうな泣き声に 今はそっと背中向けてる
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ここにいる。手を伸ばさずともここにいる。 見つけて頂戴 笑って頂戴
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夢に見る 雲が浮かんで 星浮かぶ そこは元通りの 苔むした世界
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果てしない虚無 まだ私を襲うの。 こみ上げる涙 もう拭えないよ、
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愛なんてどこにもないのに愚かにも求めてしまう悲しきさが
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あなたのこと許せないからまっすぐに呪いをかける無垢な呪いよ
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もう二度と離さないでよ この夜を思い出にしたら許さないから
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一ミリも見えなくなるまで折りたたむ 歯車はもう回り始めた
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寂しさをモールスで書き下してる。トトト ツーツーツー トトトとさ。
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思い出は 写真が良いよ 動画より いつも一緒に 居られる気がして…
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もういいや自分探しの旅に出ます  ドッペルゲンガーに会いに行く
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思い出を 混ぜたら歌は こんなにも 強く哀しく 優しくなって
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ふるさとの星には一生勝てっこない でもねあのビル綺麗だよ
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寂しさに今にも消えてしまいそう。誰か助けて。愛して抱いて
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僕はもう頑張れないかも 毎日に押しつぶされて押し花になる
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しょうが焼きの肉炒めつつ 脳内は 明日の売り出しの献立組めり
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増える推し 上がる死亡率 年々と 片手を越えて数えるのを止めた
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優しさが滲み出るのは電話後の受話器戻したときの静けさ
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ハトがいる 都会の駅は ハトがいる あとはカラスと ツバメもいるぞ
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神の御前 泰平祈願の玉串奉奠 だれかれ先だと 春の乱
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ヒトリキリ ぬるい世風に背を向けて 鏡の如き月と語らう
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メガネ棚 買わぬメガネを手に取って あの横顔を思い浮かべる
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西の空 雲の隙間に 光差し 天使の梯子 幸運の予感
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野良猫が小屋で子を産み母子ともに避妊手術をした今日の話題
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タンポポの綿毛とばして日が暮れて買い物袋と君とご帰宅
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向かい合いはにかみ笑い尿ゆまりする携帯便座持ち歩く旅
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