「夜だから」 「忙しいから」理由つけ 断る言葉 あれこれ探す 
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五輪の輪 利権と私腹絡み合う 汚職の服は濡れ衣なのか
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製品と端切れを繋ぐ黙々と 心無になる写経に似たり
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子供らの遊び場と化す我が部屋は掃除諦め あと七日間
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「早く落とさないとシミになるよ」 もう汚していい服になったのか
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朝顔の様に君からツルが延び僕らの夏の観察日記
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貝ガラを右耳にそっとあてる君また来る夏の音を聴く様に
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日焼け見て 少女は不良ギャルか 泳ぎでか 旅疲れなき 若さ羨む
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しかたがない、しかたがないと言いながら集団で殴る蹴るなどをする
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Uターン 明けた勤めで 不調あり 疲れとれざる 我が身衰え
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瑞々し帰省みやげは代々の恩恵の味減りゆき惜しむ
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立場とか好意なんて捨てちゃえ 私は私が一番かわいい
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左手をいつも隠しているけど秘密があるなら言ってよ、嫌い
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メリーゴーランドの馬が夕立のなか駆け出した きみの町まで
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サンダルを波にとられて子は海の足のサイズを心配してる
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海近い独身貴族からライン 酒と肴と夜の誘惑
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チョコレート溶けゆく速さ儚いね 溶けて心に沈みゆくもの
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かき氷食べて頭がズキズキと 痛みとともにモヤモヤも去れ
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竹の葉の雨音 暝して聞きおれば楓の内より鳩なき始め
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体力と気力のほかに欲しいもの サマージャンボが当たるといいな
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食べさせる兄雛鳥のように口開ける弟 珍しき朝
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連休の最後が雨の日で実家で見つけてしまった手紙
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愛なんて正解なんてないけれど 最適解を求めてさまよう
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げんきないきみにわたしができること なにもしないことそれかもしれない
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盆明けの 就業復帰その初め 残業あると 異常を悟り
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毎朝の納品しつつ盆休み 子と戯れる酒は昼から
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貧しさと心の豊か同居する四畳半の唄南こうせつ
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音だけを頼りに描く夏夜空 隣の町の花火大会
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鬼灯ほおずきの笛鳴らなかったと母笑い一房貰う送り盆かな
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鍵付きの心をきみの合鍵のような言葉で開いてほしい
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