結婚をしても週一帰省する君の家族は誰なんだろう
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幸せは貴重品面してるけど日用品だし意外と安い
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悲しみはぜんぶあなたにあげたから他のことではかなしくないよ
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修理する人も立ち寄る人も来てバイクショップで交差する風
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白馬駆る されど伸びざる着外に 如何いたした 札幌記念
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大騒ぎ 何もしないで ぶるぶると 震えていれば 人生終わり
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ヒットラー ジュリアスシーザー ナポレオン 泣く子も黙る コロナウイルス
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恐怖とは イメージばかり 拡大し 名前次第で 人を震わす
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ウイルスは 昔の名前で 出ています。 今じゃ弱体 偽装戦略
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臆病な 人が集まり 取り締まる 集まり禁止 孤独が正義
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恐れては 人と会えない 時世にて 遭うと決めれば 非難轟轟
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命がけ 人に会うのも 出会うのも コロナ怖くて 生きてゆけるか
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靴底の 如く擦り減る私の一部 そ知らぬ道に 今、舞いめやも
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指先をつまんで歩くだけでいい繋ぎたいけど贅沢だから
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自分より 豊かな人を 見る時は ぐっとこらえる 努力と自制
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貧乏も 長く続けば 当たり前 気にしなくなり 心地もよくて
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目が霞む 真夏の夜に 降りし雨 夢の中では 楽しい職場
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山吹の八重咲きなればぬえどりの片恋に終へよ始めずともせめて一番きれいだった思い出の中の私のことを忘れないでね
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うつそみの人には言はぬ色に染め心に咲きたる花ぞ見せむや他人には言えない君を想っているなどと
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自由意志なるものはあると仮定して、さてなぜ私はここにいるのか。
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やまぬ雨はありません。 明けない夜はありません。 辛いときこそ 神様のカルテ本の名前
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小さいトマト
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岩煙草いわたばこ 御嶽山おんたけさんの 岩山に 独り寂しく 儚く散りと
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蚊遣火の煙ただよう盆帰り 忘れ物した鉛筆の先
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泡になりゆく貴方のくれる酸素 意識が冴えるほど消えていく
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下葉月しもはづき 浴衣の女子が濃く見えて 残り少なき夏を感ずる
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ふつうとはなんなのだろう雑貨屋できみが手に取る青いものさし
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恋破れ藻屑となった姫たちの鱗を拾う月光の下
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雷鳴がヒマワリ畑を過ぎていく 震える君の謎キーホルダー
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この髪を あなたが好きと言ったから 切らずにいれた 夏のあいだは
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