しあわせできずいたはずのいえガラス こわれたさちにあめのふるよる
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ひとつひとつ千羽の鶴を折りし妻 ありがとう言えずこころからみて
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さんざめくコメンテーター程度の確からしさでさあ愛を語れよ
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手袋の中から100円登場す そうかポッケで一年眠ったか
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よるふけて下宿にかえる苦学生 おばさんの 味おにぎりのまつ
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朝露にきらめくおちば陽のあたる ひと目につかす輝いており
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しも置きぬ 土瀝青アスファルトなる街竝まちなみの 凜冽りんれつたりておとがひ落つる
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好きという 言葉一つで 鳴り止まぬ 弱まる思考 溢れる涙
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5時に起きちゃって少々寝不足だ でも今日こそは日曜礼拝>二日酔いはナシ!
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目が点になったけれども(笑)我の短歌うたも 辿り見てくれてありがとうです
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ある方のかわいい短歌うたがなんか好き 帰ってきてくれてうれしいな
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もしもだよタイムリープができたなら 席が隣の初恋の頃
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心とは宇宙なんだねどこまでも行けど果てなく優しく深い
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「さよなら」をきちんと言えずいる君に 言いたいことは「また逢いたいな」
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歌詠めばどこでも行ける誰にでも会える自由を我は愛する
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オリオン座星をつなげて見えてきた四角に我の悩みを投げる
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大丈夫!あなたはあなた唯一の 存在なんだ この星の上
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網膜を流るる白血球の影がおこす「青空の妖精」とふ現象の妙
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教室で貸してくれた漫画の完結 あなたもどこかで見届けているのかな
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冬空にオリオン探す癖のあり 我があなたを探すに似たり
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雪空の先のサンタに「ありがとう」言ってたあの日 忘れたくなし
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秋の夜 貴方を思ひて まさぐれば わが衣手ころもでつゆにぬれつつ
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「この世には知らない方がいいこともあるのよ」と君 アイス食べつつ  
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逢いたくてでも逢えなくて 三日月のはしっこ座り眺めておりたし
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私がね弱気になるといつも君、バッカじゃないのと背中をおして
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マジシャンに困ったことを投げつけて君は観客席で寝ている
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差し込む陽 わざと閉めずに寝たカーテン きみがいないとわたしだめなの
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私達 が同性同士 なわけじゃない アダムとイブが 異性だっただけ
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女はね食って涙を消化する 涙の味はコンソメ(ポテチ)
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乱視かな ものが二重に みえるので ひだりのきみを さらってかえる
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