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初蝉の声に包まれ空仰ぐ 私の夏がいよいよ始まる
41
弱き足ノルディックポール頼りに仲間と歩く山の辺の道
12
鳥が鳴く理由も知らずに癒されて 人の言葉に怯懦になるの
14
嘘一つ 重ねるごとに 壊れてく 己は誰ぞ 答えられずに
8
ざわめき 物音 スピーカーのホワイトノイズ 音の重さ識る
8
実家の鍵 片手に収まる
四星球
(
スーシンチュウ
)
・キーホルダーは 我に似合ってる
17
ワクワクの予感が 僕を包んでる ドラゴンボールの悟空みたいだな(笑)
18
ゆるやかに 幹を傾げた木々ながめ 吹きゆく風の旅先を知る
9
ゆるやかに帰宅モードの午後三時 お囃子軽やか 休出なれど
10
オレンジのソルベみたいに零れ落ち 溶けない声と
凌霄花
(
ノウゼンカズラ
)
11
まりちゃんはこの頃トイレよくはずすどんな姿勢で垂れているやら/猫のまりちゃん
19
吹き消せばくらやみのなか手さぐりにさがしもとむるやはらかきもの
12
前ならえ皆でやっても皆ちがう腕の長さも指の長さも
27
虚無感に襲われておりフルセットでデュースの末に負けたみたいな
15
ぽけーーと 駅前様子を 眺めてた バイトの君が 少し笑った
7
旅準備 シャツにパンツに ズボンたち 出会いに心 胸躍らせて
7
音楽と食と睡眠、あとは君 生活の周回軌道上
9
曇天の夏の涼風 駆け回る子らの 土曜の午前の公園
27
またいつか小川のそばで暮らせたら、すべてのものに住処をつくる
11
こぼれおつ ひとつふたえだ かすみそう 二軍のびんで 銀河のかけらと \替えた供えばなは台所に降格
21
人はみな百廿五まで生存可 母校の創始者のたまわりしとぞ
15
白寿まで達者ならむや鰻重を 米寿の母がぺろりと平らげ
31
どこよりも私を育ててくれた町どうもありがとうそしてさよなら
11
浅はかな須弥に住まうを打ち
破
(
や
)
りて深き淵より這い出づるうた
17
子曰く「みんなちがつてみんないいけど時計は同じ方がいい」
16
歯ブラシを三種で対抗でも虫歯このシェーグレン地味に厄介/二本治療へ麻酔・眼科は○
19
買い出し・2 終えてデイリーヤマザキの ジャスミンティーと月餅を食む(まだ3とか4とかある
🥵
)
16
人工の風なき朝の清しさよ 夢うつつなり 「いいわね」の声
18
凡人は陳腐を好めど
子規
(
ほととぎす
)
鳴いて血吐くは
凡
(
およ
)
そ人なり
9
母からの 電話で向かう 葬儀場 知らない人の 通夜に顔出す
10
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