病院にいつも見舞いにきたひとも、母をいじめたあいつも父で
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ただの友達だけどわたしは好きだから、明日の準備する手が湿る
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玄関にたかる小虫を殺すため火をつける渦 夏の匂いだ
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恙なくやっていけるか分からない だってこんなに月が赤くて
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無数の泡沫を見つめて君を探す私たちは泡の中
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とりあえず 先に謝る ほうが良い 大人になって すぐに謝る
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彩られた初夏のみなと鼓動は君に届いただろうか
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プライドをその青色に託したら翻る裾もう駆け出した
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何度でも最高だって君を呼ぶ その手掴んで次のステージ
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それぞれの星の形は違うけどみんな揃えば一つに輝く
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キミの名を呼んで抱き上げあやしたい 記憶残らぬ うちにままごと
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私には財産ひとつ無いけれど時の流れは人より遅い
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金に飢え狂った亡者に捕まった私にはもう滴る血も無い
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久々に 君抱きしめた夢を見た このまま醒めず一緒にいたい
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もがこうが 誰も見てない「孤独感」 ひとりだけでも力もらえた
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腹出して寝るな布団を被れ 幻聴が独特なシチュボでウケる
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節約を忘れて買っちゃうコンビニの大好きなパン発表ドラゴン
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ばあちゃんにビデオ通話で折り紙の折り方聞いてる月曜の夜
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気の合う友人に正体がバレそう 人間のふりが下手な人間
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歯磨きは自分磨きだから!丁寧に、愛情込めて、忘れずに。
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足音 声の抑揚 食べるペース 隠すだけムダ 観念しなよ
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昨夜のおかずの残りを温めて食べてね って言われる幸せ
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魂が留守の右手でEnterを押しても空虚に鳴るアラート音
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ウサギとカメと人間で競ったら 幸福度では誰が勝つんだろう
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正気の保ち方 全然分からない 僕のことは僕には分からない
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いい匂いのするオイルでふくらはぎ揉みまくる 毎度酷使してゴメン(泣)
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飲んで帰る人の代行と仕事から帰るワタシがすれ違う/22時半
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つかれたあ!どうせつかれるならキミにつかれたいって思うぐらいに/疲・突・憑?
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猛暑日のオホーツクブルーに良く映えて豊作なりや麦秋の丘
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もだ、それはありふれた珍味のような、ちがうな、すこしのどがかわいた
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