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かまぼこ板 絵筆走らせ 想い込め 世界に一つだけの 宝物なり
5
乾くのを 待ちながら見る 絵模様 思い出映す 懐かしき日々
3
筆運び 心のままに 色を置けば かまぼこ板が キャンバスになる
4
絵の具箱 開けば広がる 色の世界 かまぼこ板に 何を描こうか
6
木目の香 筆に託して 色重ね 小さな海に 夢を浮かべる
5
ほほがあかく腫れてしまったこれだけがわたしが春をきらいな理由
4
かまぼこの 余白に描く 夢模様 子供の頃の 宝物かな
6
はちみつによく似た風がビンとふく さらのブルーのシャツをゆらして
5
白板に 絵筆走らせ 海の色 記憶を辿る 夏の浜辺を
4
出る杭は打たれると云ふこの邦で 芽を出すフキノトウの勇気や
12
泣きそうな顔でコーラを買ってみる 溶かしてみせて この寂しさを
6
仔猫ども しづ心なく ミルク飲む それにつけても 早期復興
5
軽トラに 角材ベニヤ 積む大工 それにつけても 早期復興
4
裸足でも重くてたまらない雨はほんとうに雨なのか、それとも
3
解体の 釘踏みパンク 悲しけれ それにつけても 早期復興
3
春夕立さん こなごなの私のこころを 桜の根元に洗い集めて せめて桜と咲いて散る時一緒に連れて
去
(
い
)
ってね どこまでも
4
辞めたいが 後釜おらず 残る人 それにつけても 早期復興
4
槌音の 高く響くを 待ち望む それにつけても 早期復興
5
飲み屋なく 気晴らしできぬ 嘆く隣人 それにつけても 早期復興
2
屋根にある ブルーシートや 破れかけ それにつけても 早期復興
4
ガチ泳ぎ格段の差を見せつける 一枚上手の蛙男が(相撲由来語⑦)
7
最果ての さらに奥行き 道険し それにつけても 早期復興
3
山歩きたった5分で顎あがる 丘に上がった河童の弱音(相撲由来語⑥)
12
白木蓮見上げ「アヒル?」と聞きしこと
息子
(
こ
)
は忘れても
母
(
われ
)
は忘れぬ /春の思い出
24
クロールで
1000
mなど序の口よ ついてこれまい歳下君よ(相撲由来語⑤)
11
三十九年二十四時間働いて安いジョギングシューズ買う
8
晴れた日に視線下げれば紫のハナニラ揺れる春を見付けた
9
懐が深い男と言われたく 女子社員には笑顔絶やさず(相撲由来語④)
12
ちょっとだけ「何かやった感」欲しくって ほうれん草を無理くり炒める
20
ひとのミス鵜の目鷹の目捜し出す コンプラ警察あげ足を取り(相撲由来語③)
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