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ひとつだけ波打ち際にある記憶きえないようにその手で守って
8
薬飲む時は効くって飲まないと効果ないらし…漢方苦い
19
大根の葉っぱも刻んだ雑炊よ 鍋の〆はね これにかぎるのよ
18
試験前 本を読みたくなる
病
(
やまい
)
再発したか 家事放り出し
25
空高く昇る煙はどこまでもどこまでも真っ直ぐ次の星へ
8
がさがさの 踵にクリーム塗りながら 手入れ怠る 言い訳こぼす
15
関係は愛を壊すの独りいるそれが愛だとぼくが知るとき
9
立ち止まる僕を横目に歩き去る 一人一人に人生がある
16
ふてくされ毒づきそしてもう一度歩き始める浅瀬の少女
14
ドアひとつこちらと向こう断ぜられきみがぼくでなかった強み
11
いつの日も誰かにとっての記念日で忌念日なんてあるはずが無い
8
配信の動画で切に何か言うきみを騒音掻き消し断ず
8
多様性認めていけば生真面目に働くことがバカらしくなる
7
見も知らぬ座敷で巨躯の蛾を始末している私夢そこで切れ
11
遺された 毛糸で膝掛け 編む夜は 胸に去来す あの日の笑顔
20
粛々と すすむ掃除に 意外にも 気丈なのかも マインドフルネス
23
何人
(
なにびと
)
の思惑からもこぼれ落ち食器と食器かち合う音で
14
頼もしい そんなキャラだと苗字呼び 下の名前で呼ばれてみたい
10
インフルに マイコプラズマ クラスター あっという間に 学校閉鎖
11
こそこそと 親に隠れて やるゲーム 大人になったら 忘れるのかな
15
漫画本子供の頃は読み込んで本の隙間にお菓子のくずが
19
哀しくて
腹
(
なか
)
抉られた 君だけが 共に地獄を歩けていたら
15
イブイブに只横になりイブをのむ多分イブにもイブをのんでる
11
疲れたと 立ち止まりたく なる朝に 動け自分と 気合いを入れて
29
夕方のニュース番組短縮でああ年末だと思い知らされ
13
しばらくは今年のままで構わないだって受験をせずに済むから
13
溶けてゆく夏に腰かけまばたきを減らしてまたね花の幽霊
10
この雪は どうしてこんなに残酷で 美しいほど綺麗なのだろ
14
吹く雪は道と田んぼの境を消して何処まで空かも判らなくする
24
圧力をかけすぎちゃっていけないな ブラックホールになってしまった
8
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