目の前の積荷が落ちてきたならば この世とお別れ それがいいな
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角張った言葉にやすりがけをしてきみの健やかさを守りたい
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眠たくなるまで飲もうか 誰かのそばに居たい夜もある けれど独り
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梅が咲いたよ 遺影に報告 一周忌 お雛様も飾ったよ
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ラジウムも ウランも要らぬ この世から 消えてなくなれ 放射能たち
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生命の 根幹を削ぐ やり方は 核分裂の 卑怯は手口
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恐ろしき 殺戮好む 鬼でさえ 核戦争は 避けたいものだ
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価値観を 理解できない 人もいる されど相手も 生きているから
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戦いを 生き甲斐とする 連中の 相手をすれば 殺されるだけ
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縁を揺れ都会の温さにこぼれる葉は夕方を匂わせてゐる
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悲しみも 喜びさえも 感じない 悪に染まった 氷の心
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鮫の脚テレビの水面を泳ぐから 蛙は笑うきっと明日も
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世の中に とんでもないと 思うほど 悪人が住む 平気な顔で
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慌てれば 右を左に 間違えて よからぬことに 思いを馳せる
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欲望は 満たさぬことが 肝要と 悟るまでには 百年かかる
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一輪のユリの重さで落ちている腕明け方の床から拾う
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初春の 鼻腔擽る 花の香 別れ惜しまず 送る餞別
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プーチンも ムッソリーニも ヒットラーも 魂売れば ただのロボット
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ポケットに豆大福を隠し持つ 今の私の目は捕食者だ
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死に絶えた赤い葉ですら太陽になお色めいて青い春
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純粋でなにがわるいのとうめいな水と太陽とあおい草花
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ぶちゃけこんなアドレナリンのせいで空がやけに明るいし 麦茶飲む
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花と蝶 負けじと君は胸を張る セボンスターの首飾りして
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寄せて引く波打ち際がかろやかなフレアスカートめく春のうみ
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故郷にひかれる如く帰郷せり芹を摘みけれ旧正月
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眠ってるあいだに枯れていたらしい最後の声を聞いていた耳
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わたしたちこんなに同じでないのだと気づかせてくれ、言葉は、常に
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セリナズナゴギョウハコベラシャララララはねだしそうなはるのはなうた
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何だっけ 出る所から零れ落ちそうなシャンプー みたいな人生
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電柱の五線譜眺めアルペジオ聴こえる街に住んでる響き
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