風吹けば 埃舞い散る あぜ道を とぼとぼ歩く 心の世界
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のんびりでUターンまでした台風の温帯なっても残す注意報 /3ッ発令中
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真夏の夜 ふと目覚めれば かぐや姫 悲しい顔して どこへゆくのか
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青空に 洗濯物干す 嬉しさよ 鼻歌になり 笑顔にもなり
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何歳と毎日聞けば母親は今日は三十歳さんじゅう昨日四十歳しじゅう
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夏疲れを重ね着したごと重き身をふと秋風に慰められたり
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たいふーが さったらねこは にゃるそっく あらしのあいだは クースカねてた
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赤毛のアン読んで ドーナツ壺といふものに憧れ パン箱で代用>ドンクのデカ箱
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人生は一筆書きで最後にはどんな作品出来上がるのか
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暑いから 理由にしては歩かない ぐうたらしてたら腰痛悪化
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健康に良いとテレビで見た品はスーパーの棚にはすでに品切れ
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なに持とう 雨傘日傘 読めないな 晴れ、雨、曇り ちょい雨多め
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電車で初出勤おりないがおりる人の圧感じておりる
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赤ちゃんも若者おじさんオバチャンも笑ってるとこ見るのが好きだよ
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サザエさんのように偶然バッタリと町で出くわす友と二人も
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吾亦紅の色付く先の空は冴え高きところへ薄き雲引く
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海をみる 岩場の突端 「もうしばらく ここにいたい」と 君はいいおり
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「本当は・・・」 言いかけ飲んだ 言の葉を 夜空に還す 晩夏の夜更け
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雲散らぬ台風一過の空見上げ この一週間の長きを思ふ
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学校がスタートするね子どもたち背中なでなで起こしてあげよ♫
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青柿の枝をはなれて地に落つるまでの時間を思い遣る朝
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不幸せ全て己の責任と背負って見たが重すぎるなり
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「おはよう すたーと」キミからのチャット一日遅れで九月はじまる/生きててよかった
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心から笑った最後はいつの日か笑わせたのもいつの日か
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大航海時代に奴隷貿易も盛んになりしは不幸のきはみ
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長月の空には無数の夏茜仲睦まじく連結飛翔
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菜園の実りを終えしトマト見て感謝を込めて後作準備
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大根の種蒔き終えし夕方に空には無数の秋茜かな
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コリアンが虐殺された震災時 悼む石碑に鳳仙花咲く \ 関東大震災
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眠れない恐怖に思考を支配され常に湧き出る黄泉の国へと
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