人からの好意に慣れてなさすぎて社交辞令の♡を鵜呑み
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用のない 生徒はすぐに 帰りましょう 放課後という 自由を失くす
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買ってから 2〜3回しか 座ってない カウチソファは 洗濯置き場
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笑うとこ 説明してる 面白さ 面白いとは こういうことさ
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タタン タタン 僕らどこまで行くのかな 肩に触れる熱だけがほんもの
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見たことがあるようなドアひらいたら見たことがない場所に出てバタンッ
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「あのひとと」笑うあなたの指キラリ 相槌あいづちのテンポ少し乱れて
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せわしない 日々の隙間のひび割れに 君の不在が染み込んでいく
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何度でも恋とは何かを考える それでもなんだかあの子が特別
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笑わすと 笑われるとの 境目を 気にしすぎては いないだろうか
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縁側で 蚊取り線香 炊く夜に 祖母を泣かせた あの日を思う
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プレーオフ 下克上の争いに 覚悟で再生 掴めよ復権
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笑わぬ子 母親おやが笑ってないからだ 愛情よりも まずは笑顔で
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ボコボコに されよが四十は凹まない 今が底辺 伸び代しかない
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おまえがさ 俺と一緒の時よりも 笑ってないから頭くるんだ
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これからは捨てて行こうよ胸の底重たい石を持たず生きよう
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徳川の 何代目とか 覚えれず 何故かポケモン 100は超える
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医療費は免除されても受診せぬバス停までも歩けない母
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障害者?うちの会社に要りません突き返された履歴書を抱く
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二十二時、二十三時、零時、春 海とか行きたい夏もいつかは
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贅沢を禁じられてる保護世帯眠る時間は誰よりもある
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カーテンの縦縞模様夜になり天の川から降り注いでる
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ミツバチが 羽を振るいて 蜜集め 次のみかんも たわわの予感
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夕刻に届く訃報の曖昧さ面影もなく食事を進め
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写真見て想い出ばかり振り返り零さぬように今の楽しさ
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嘘ついて隠す裏側の模様が薄れて消えてしまえばいいのに
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レンジ牛丼ひとり頬張る火曜夜 houseあれどもhomeなし 
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心根の善し悪しなんて関わらず「優しさ」という実験をする
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人々の奥行きを知り考える事が気遣いと呼ばれるのか?
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夢を持ち希望に燃えた少年は、日々リハビリとデイサービスに
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