アリさんだ! 駆け寄る子らが じっと見る 運ばれて行く 虫の亡骸
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命とは心のことか泣きながら微笑みながら歩みは止めず
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母親と キミとが同じ 誕生日 忘れられない 0508
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根を伸ばす神棚前の榊(さかき)の木わたしの運が一緒に伸びる
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新しい 言葉や単語 オボエテモ 使わなければ すぐに忘れる
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最高の死を考える時間とは哲学なのか本能なのか
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物理法則から解かれた幽霊は地球を追いかけて光芒
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誰からも見られていない部屋の隅は暗黒に飲まれて宇宙へ
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母さんがまだ固形物食べていた頃の残滓がある冷蔵庫
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やめてくれ俺は許していないのに体勝手にカロリーを摂る
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醜いねって笑ってよその顔で綺麗な花になりたくないの
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春過ぎて夏来るらし 初瀬川 此処に伸びける 青む若葉ぞ
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忘れなけりゃずっと居るのと同じだろう? 世界でいちばんいとおしい犬(ララ)!
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鰾(うきぶくろ)鱈の腹から取り出して魚類でありし遥かな記憶
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俺よりも俺を信じてくれた君 君を信用しなかった俺
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なんとなく娘にライン届けたい窓から眺む小立野の空
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名札見て ツツジそっくり シャクナゲを 芍薬だよと 言い間違えて
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こんなとこ一人でいたら来なかった 「ショーシャンク!」馬鹿なヤツだな 俺もお前も
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音で無く形互いに響かせてろう者の彼としじまの中で
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“Day Cream”, “Day Dream”(日中用を白昼夢)と空目して気の効いた名ねと思う洗面所
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三百年地下の柩(ひつぎ)で眠るけど見つけても杭打っちゃダメだよ
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菓子袋色無くなると伝えてる新聞紙面カラー印刷
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針子とは お針子ではない 金魚らの 稚魚の名と知る五年目の春
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大皿を目の前にして目覚めたら大人になっても悔しさは同じ
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石楠花(しゃくなげ)の雪折れ枝に花九輪。玄関先の大壺にありて
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小麦の穂 頂きました ありがとう 畑に蒔いて みようじゃないか
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月輪よ 落ちゆく鯉に 目もくれず しずくながるる なお「いま一度」
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何気ない その一言が ホッとする 一日終わる お疲れ様と
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水田がキラキラ揺れる春の夜 優雅に歩く白鷺一羽
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ランドセル揺れては響く熊鈴(すず)の音に 親の祈りを聴く令和の世
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