どこまでも切なの色に染まりゆく夕焼けの空まぶたを揺らす
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君の絵を六十二枚描きました これで三秒生きられますか
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冷えた部屋 ラムネの味がするお酒 何てことない大人になった
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南風すら潔癖で、ヘルベチカ書式みたいな輪郭の夏
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メカメカき未来の戦士サイボーグ Technological-SINGULARITY
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遠き日の悲しみに今名が付いて川底でころり小石が動く
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生きていて構わないのかこの自分手を伸ばす先銀河はあるか
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うるせえなお前らだって惨めだろ一人じゃ便所も行けねえくせに
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何回目?「生まれ変わった僕を見て」言った数だけ死んでいるのに
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「昨日より綺麗だったよ」過去形の形容詞付き暮れがたの空
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彗星のひとひらを射す赤道儀は自動化された乙女のようで
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会話を終わらせるための記号なら いいねもそのスタンプもいらない
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かけすぎたドレッシングだ我々は 社会の器の底にとどまる
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詠みたくて言葉にならず迷う指 出力できる腕も持たない
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夕闇の空が茜であるわけは夕顔の白 引き立てるため
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陽も雨もある欲張りな天気雨 睫毛の雫プリズムしてる
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ぼくたちは飛べない豚でただの豚 地べたでうねうね語り合う豚
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天才と呼ばれたいのに秀才と呼ばれるだけの気だるい曜日
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深夜とも朝とも呼べぬこの空に 「IMG_008」イメージ・ゼロゼロハチと名付けた
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本棚は夏にみっちり詰まるから 本の命を感じる季節
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明け方の空に輝く明星に勇気を貰い一歩踏み出す
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震えぬ身体 怯えぬ心 狂えぬ頭 あなたにはもうわからない(どうしていいか)
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"ラインして!" テンプレみたいな メッセージ 知ってか知らずか はたまた振りか
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繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す言葉がみつからなくて
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ねむりなさい おまえはわたしだからこそひとりではない わたしはおまえ
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天国は音もせず誰もいないところ 空白そして安らぎがある
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ねぇ、君さ それ歌う時「愛してる」のとこでちょっとはにかむのやめて
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見ないフリだけが上手くなっていた 流れ星にも救えない貴方
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体育館裏で待つのはベタかなぁ、今日で終わらせたいのだけれど
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「好きだよ」が反響して跳ね返って僕の右耳を貫くだけ
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