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月もない星もない夜図書館の壁にはりつく二人だけの影
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言い訳を100個飲み干す夏の夜 ストロングゼロ きりりと染み入る
2
うた見たよ変わらずネガチブなんだねと言われた そうだよ私の一部
4
光だけ求めて飛ぶよ 君の目が誘蛾灯だとわかっていても
1
とりあえずご飯を炊けばなんとなく明日も生きていける気がした
8
サンダルに見え隠れする小指から夏を教わる淡い水色
2
われてもすゑにあふこともなきへだたりの波間をこゆる一羽のかもめ
2
山からの碧の風が生真面目なブルーベリーに色香与える
5
もう行けぬブラウン管の向こう側 私のために扉開けてよ
1
マシュマロの 柔肌目がけて 串を刺す 「次はお前が こうなる番だ」
0
「僕なんか」君が言うたび、悲しくなる あ、違います、お前じゃないです
1
朝食の中ではベーコンエッグが好き 残酷な感じがするからかな
1
何者かに なれたであろう という夢を 見たままあなたは 生きていくのね
0
切り裂かれた夜を繕うお針子にまたおまえかと思われている
1
オシャレすぎるメニューを言えど店員は「この緑のやつですね」など
0
他人には言えない汚い感情も短歌にすればなんだか綺麗
0
飛行機の外に広がる逆さ空 夜を生きてる人が星たち
2
太陽が沈む匂いは屋根裏の隅の画集の埃の匂い
1
死者の骨砕く理由を教えます 博物館に飾られぬため
1
電線を猫が歩いているような不思議なようでそうでないこと
1
枯れ井戸に婚約指輪投げ捨てて拾う動作を三日つづける
0
信じたくなかった君が鶴なんて指輪のサイズ合わないなんて
2
七文字を 数える姿は そう、まるで 人を導くポーズにも似て
0
何人の人の素顔を知らぬまま出会い別れる?このコロナ禍で
1
寝起きです 自覚もなしに告げている 頬に残った畳の跡が
3
ゴミ捨て場 ひとの全てと冷たさが一目で見てとれるところ
1
書物
(
カキモノ
)
の 続きを練って 空回り 頭の中を 空風が吹く
4
山岳部 帽子1つでそう言われ 「山は嫌いだ」 小さく呟く
3
同様に確からしくなくていい「好きです」が欲しい君が全てだ
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触れたら溶けて消えそうな君は誰?画面の向こう、知らない答え
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