栗城りく  フォロー 10 フォロワー 19 投稿数 50

掬えない星屑はただ煌めいてわたしの頬を拭っていった 

まぼろしだった朝に抱きしめてくれた人のぬくもりで生きていく 

透明なわたしたちまだ羽ばたかない やさしさばかりが傷つくる夜  

ゆめまるく稚きまでに膝を抱くわが子のようにふるえて眠れ 

お布団にイカロスの羽を詰め込めば月にも届く 夢の中なら 

ひとひらの永劫回帰の終古にて潮に寂びたる海を抱かむ花の夜はながめせしまにいたづらに染まるともなく散るを惜しまず 

花の夜はながめせしまにいたづらに染まるともなく散るを惜しまず鉄錆の倦んだこの身に流るゝを「同じなのだ」とおまえは云つた 

鉄錆の倦んだこの身に流るゝを「同じなのだ」とおまえは云つた「潮騒」と誰かの声で紡がれる それはわたしの血汐ではなく 

「潮騒」と誰かの声で紡がれる それはわたしの血汐ではなくひとひらの永劫回帰の終古にて潮に寂びたる海を抱かむ 

春のらいなぞりてひかる 暗闇の硝子 つめたく濡れた眼差し 

ただのひと ただのうそつき ただのゆめ どこにもいない あなたはとおく 

「月を観よ、そこにおまえの影がある」「秋だからってひとをころすな」 

‪問の一「世界・神様・僕」というありふれた語を鮮烈にせよ‬‪#世界・神様・僕を使って文章を作ると性癖が出る‬ 

恙なく時代は去っていくだけさ 誰もが通り過ぎるこの部屋 

「正しさ」と「正しいカタチ」があるだけのおまえの脳で泥濘ぬかるむ逃避 

憂鬱ユーウツ幽霊ユーレイのため息のこと 泣けない夜はまたきみに逢う 

まじないはすべてのおわりとはじまりをひらりほどいて花とちるらむ 

花束の小骨ばかりを集めてた もう渡れないオーロラの端 

「山手線で今日のところは帰ります」密造ごっこの続きは夜に 

「山折りにしたハートでもお前なら見つけてやれる、どこにいたって」 

あかねさす あわく撫でゆく光あれ きみに触れたら気づいてしまう 

白皙の悪夢がきみを抱くだろう 痣つくる火がぼくの優しさ 

星売りは春の嵐を待つてり はるかな国はいまも永遠 

横たわるきみに孤独をあげたくてカスミソウの額縁を編む 

「梔子の幻を看取つたのだらう」「れはたしかに咲つてゐたさ」 

接いだ嘘をなぞるふたり/錆びついたペーパームーン/"もっと壊して" 

( わたし とは海を浸したこの躰)だれもしらない名前をつけて 

あしたにはきっとなくしてしまうでしょう ひかり、におい、ふるえるほどの、 

暗やみの原初の胎に還るころ ねむれる仔らよ さびしからずや 

「きみとなら火傷にも棲めるわ」「蝶の瞬きを冷凍しなくちゃね」