一に良し二にまぁ良しで三普通四でグダって五で引きこもる
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シャーペンを持つ手に力が入りすぎ「好き」の2文字が芯と吹っ飛ぶ
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「吾輩は猫である」など読んでみろちょっとは君も人に呆れるぜ
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思い出はきれいなうちが華なのと言ってた祖母がボケて暴れる
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糸紡ぎ綻び隠し継ぎ接ぎのパッチワークは私の心
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このところどうにもギスギスする家族足並み揃うメガネ率100
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父親のスーツを脱がす夢を見るバッタの足を捥いだ温度で
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八月の短い夜の静寂より這い出る闇は空か私か
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人知らずアクアマリンの輝ける 海の似合いし人思い出し
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平日の 束縛される 時は過ぎ 歌読みうたう 心の週末
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積み上げた 思い出たちを 叩き壊して 誰もいない ところに行きたい
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救われない 想いなんて ありふれている この爽やかな 青空のように
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告白をすると私は卑怯者白い百合って鉄砲みたい
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わがままなキミはいつかの ハッカ味 「もういらないの」 好きじゃないから
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古い地図捨てて真白な草原へ怪我をするのはのぞむところと
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乗り合わせただけの僕らだメリーゴーランドのように季節はめぐる
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薄荷だけ出るドロップの缶のように淋しさばかり生みだすこころ
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AIよ 理解できるか人間は 不合理だらけでこりごりなのだ
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昼下り山積みの仕事やる気出ず 五七五捻る  現実逃避に
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煌めきを放つ舞台の立ち姿 夢か現かコロナ禍の夢
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まあしかし幸運だったこうやって家族を離れ生きられるのは
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天気雨 笑いながら泣くその君の心に内に傘させたらなぁ
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行き場のない「ただいま」も奪い去る 君が「おかえり」と言う 猫と一緒に
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降る雨に 生きていますか今、君は それを知らない程に離れた
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終末の時間軸から来た人へきょうの恋愛運勢を問う
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好きでした。君が歌ったあの曲も。あの曲を歌うあの日の君も。
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高速へ曲がる荷台に飛び乗れば 僕はどこまで行けるのだろう
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日は真上 ゆらり揺られる 鉄箱の 外の世界は 異世界かしら
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夏だねとほほ笑む君から落ちる汗 このままずっと夏ならいいのに
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「あなたにはいつも笑っていてほしい」私は確かに愛されていた
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