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真夜中に 窓を開ければ ひんやりと 冬が顔出す金沢の秋
6
アラビアンナイトに 出てきそうな月が 私の心を甘くする
9
西の空の儚い三日月から シェヘラザーデの調べが聴こえる
7
夜の布団 寒い暑い 熱いサムい
2
他人から 向けられる愛情が 怖い
2
小雨降られ ちょっと悲しき秋散歩 晴れ女率は年々下がり
4
秋散歩 少々涼しくなりました 散歩に出ること あまり無いけど
4
日常に 少しの噓を 散りばめて 繋ぐ言の葉 紡ぐこの歌
6
中一
(
ちゅういち
)
の十月十日の青空は
1964
(
いちきゅうろくよん
)
東京五輪
6
詠み流しすべては過去のものなれど今のきみとあるのならうれし
4
詠みしうた短冊かけに飾らんと 材を探しに山に分け入る
3
いち 拾と続けし歌会百かぞへ 千
思
(
し
)
し
に
惑
(
まど
)
ふ万葉のこころ
2
とちうばい せまいところに︵琵琶湖の半分に二百万人︶ おしこめて すいどうでんき こわして関所︵壁と検問所︶ /ガザ地区
7
特異日も「体育の日」の名をおろし役目すんだと
曖昧
(
あいまい
)
な空
13
庄内に地吹雪すさぶ寒の味 身体に沁みるどんがら汁は(寒鱈汁 )
3
熱いココア 冷雨のけぶるロープウェイ 山頂は見えずともこれでよい
5
干からびた蝉の抜け殻葉においてしぼむ朝顔木犀かおる
7
(
)
立ちのぼる 離れて久しき 母の声 電話の向こう
時雨
(
しぐ
)
れる夕暮
7
戻された伯母を入れてた座敷牢鍵は壊れてまだ残る家
6
早朝に ちま猫なぜだか 大騒ぎ 家じゅうみんなを起こしてまわる
6
GU
(
ジーユー
)
さん 最近利用しないから クーポンばんばん送ってくるよに
2
今年こそ我が家の柿もなっているなってはいるがなりは小さい
7
鳥海の峰より昇る太陽は稲田を温め日本海に入る
6
故郷の山寺詣でも懐かしい 芭蕉の句碑に暫し佇みし
3
富士登山くだる須走加速して まろびてひしゃぐ腰の水筒
3
晩のおかず何にすると問えば 何でもいいよ それが一番難しい
8
朝なさな食卓かざる野菜たち赤いトマトに緑のレタス
3
あなたもう死んだんですと諭されてうんわかったと柩に戻る
7
ブヨンブヨお腹あたりの悪業はなかなか果てぬ因果応報
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寝てるとき猫に踏まれる案外と重いと思う持つと軽いが
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