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差し出した娘のスマホの動画には久しく見ない笑顔の夫 ( だった人)
12
何者かになれた気がするけど ずっと怠惰な私が居ただけ それだけ
3
このまま二度と目を覚ましたくないと 何度思ったか
4
眠ったら記憶が消える障害は楽しかった日眠りを惜しむ
13
また明日。ここで良いよと手を振った娘愛しくドアを閉めれぬ
19
楽しくて日付け変わって気付かない気付いていても気付かれたくない
11
殺しても殺してもなお生き返るゾンビのような恋心など
4
立春の雪さめざめと降りをれば山は深きかまなざし深く
7
どちらかが風除けになる偏りがあっても並ぶ木々になりたい
3
多分、いま僕が割れたらお腹から
?
(
はてな
)
が山ほどこぼれるやろね
4
そういえば、私は昔 鳥だった 空を見てふと思い出した
4
できたての死体は 少し暖かい ホッカイロよりはちょっと冷たい
3
「絶対ね」なんてないこと言う君と「ありがとう」って笑った僕と
5
時間には循環しないでほしいので、斜めに抜ける灯籠の列
2
無駄を減らせとか言うけど、祭一つやめられないのが我々であり
3
藁束を飾り立てては火にくべる まさに「文化」の象徴として
3
どのくらい 好きかどうかは
様々
(
さまざま
)
で 人と
比
(
くら
)
べること、ナンセンス
3
ワイヤレスイヤホンが
保
(
も
)
つあいだだけ夢をみれるの どうかこのまま
5
どうせきみは私が髪を切ったとて腕を切ろうが興味はないし
6
【CM】よほうみて ヒートテックに きがえさせ 湯たんぽきらう ふとんにほかろん
6
食べたなら必ず苦しむわかってるそれでも食べたい激辛麻婆
4
みのたけを はしらにかいて 唄にある はるごとにあった ひとの刻み目
9
糞ひねり肉を喰らいて鼾かき げに恐ろしき人とふ鬼よ
5
朝焼けをワイングラスに注いだら眠くなるまで少し話そう
4
段ボール どこの家でも一緒だね「ねこのおきにいり」捨てられなくて
7
立春か仕事帰りの冷えた部屋 湯豆腐があたためる爪先
4
夢をみる力さえ とうに失いて横たわればただ闇が広がる
2
秒針かちかち電球ふつふつ知らない色のペアグラスごとり、
4
「垢抜け」「ガクチカ」「骨スト」 あぁ今日も
他人
(
ひと
)
の評価で息が苦しい
5
おまえほどおれは忠実には待てずこうしてひとり雑踏をゆく
3
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