花まつり天掻き曇り雨宿り神の試練と説く君が好き
2
君だけが 彼女ママとの絆 繋いでた 別れて気づく 君の愛しさ
4
トマト味 かわなきゃよかった なべのもと  あさひるばんと さんしょくたべる
4
足掻こうと出来ないものは出来なくて宇宙真理エントロピーとチコちゃんで知る
10
頼む綱忘れていたが戻る場所俯き見上げ花まつりかな
3
見通せば美しかろと梅辛夷山茱萸桜うめ こぶし さんしゅゆ さくら見上ぐ水仙
3
温もりを少しも忘れたくなくて 握った手の中 星ひとかけら
3
障子貼る間もなく破る猫の手の腹も立たない無限ずぶずぶ
6
青い空花咲く木々の傍らに冷風撫でて寄せる花びら
5
守りたい 支えたいとね 思っても 出せるものなど なにもなくてさ
4
眠れないお腹は減るしヘルシーに温めご飯に味噌漬け握る
4
時間とは 残酷でいて 優しくて 流れ続ける 冷酷な美
7
どうしても 忘れられない 想い出は 殺人鬼より 残酷ですね
10
幼馴染 息子がデビューす 春の日に 我らの現役 残り少なし
2
片思い見ているだけで幸せだった 気持ち通じて切なさが増える
2
バッテリー残り僅かで耐え忍ぶスマホはまるで私のようだ
4
弱いからそれが全てだと思った だから二階から飛び降りたの
3
春一番の大嵐 思い出は上書きしない方がいいって
2
25のヒゲおじさんに伸び育つ 昼寝の顔は無邪気な天使
4
を落とし冥夜の散歩 泡沫うたかたの歌人が棲まう窓辺訪ねて
6
ショッピングモールを通り抜けて行く下町の暖かい強風
2
子の声に耳を寝かせてうなる猫 ああ この恋は一方通行
4
桃子さんうぶ毛がきれいにそろってて、まるでももの表面みたいね。
3
モニターの前で頭を抱えたり、魂削いでやっとこれだけ。
1
などや恋仲にあらんひとの膝もち秘唇に接吻キスをすらむや、俺は......
1
年齢を聞かれて答えうそでしょと言われた時用の笑い方
6
改行を繰り返しては文頭でしくじりつづけ白紙が埋まる
3
もう帰れなくていいから足首に絡まるロープを燃やし尽くして
5
指に染むインクの痕は薄れても日記に秘めた想いは褪せず
6
静寂しじま打つ水琴のめい 人知れず詠まれて消えた歌を悼んで
6