木々たちは左右に揺れて腕のばし腰もまわして一二三四(いちにいさんし)
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目の前の雑木林に住む鳥の飛ぶさま楽しここは四階
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歳問われ「早生まれ」だと念を押す「学年」厳しき昭和人(しょうわびと )おり
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掴むべき 雲も未だに 見つからぬ 龍は水底で眠っている
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梅の香に のって届いた サクラサク 明日はにぎわう 天神まつり
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ママの名刺は内ポケットにお客さん着きましたよお客さん
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簡単に愛されたいというけれど  愛されるのも度量がいるよ
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ひなたにて草木が覆う庭の下 さえずり渡るスズメの番(つがい)
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「ねーたん」は お昼食べたら帰るわね 足元毛布のタヌ猫に言ふ
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運命の風になびいた鬣(たてがみ)を握りお前と保護区を巣立つ
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長き物 巻かれてみれば ぬくぬくと ミイラのように 墓場で眠れ
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浮浪雲 イージーライダー 憧れた 実践したら 肩身狭いわ
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争いを 好まないから 負け犬と 罵られても へのへの河童
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生き様を 晒してみよう これ自分 隠してみても 自分は自分
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他人のこと とやかく言えば 嫌われる 犬の遠吠え やかましいだけ
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他人は他人 自分は自分 同じ人 一人もいない 不思議な世界
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人生は 一日重ね 集まった 日記のような ドキュメンタリー
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もう二度と 同じ一日 来ないこと 知っているよね 人生一度
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あとわずか この世におれる 束の間の 世界をじっと 見ようじゃないか
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くたびれた 両目に深き 傷残し 見えてるだけで 誠に感謝
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今までにたくさん悩んできた道も振り返ったらすべて愛しい
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あれましし 上(うへ)の御前(おまへ)の彌榮(いやさか)を 祈(ね)ぎてふり敷くけふの雪なむ
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初めてのホラー小説めくってはひやひやしてるストーブの前
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花粉飛び マスク生活復活で 上半分の化粧再開
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うつゆふの 隱(こも)る地上(ぢのへ)に照る星と なれる眞白(ましろ)き黃蓮(わうれん)の敷(し)く
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たまに来る不調の前触れ知りたくて気圧グラフをなぞる夕刻
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歌姫と おだんご頬張り 春うらら 響き渡るは さくらのしらべ
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南方の出窓陽が差すこの家は君を中心に回っている
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暖房と灯りをつけて夜に出かけるよく眠る犬のいるまに
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白波の立つ太平洋 サーファーの水鳥のごと朝陽に浮かぶ
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