青春を一人マウスで済ませると四年後僕かアパートが「空」
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有名に なりたいならば 才能を 持てねばならぬ 無理な相談
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悪の華 咲かせる勇気 まるでなく 善人にさえ 届かぬ事実
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激しくも 惨めな時期を 過ごせども 平々凡々 終わりは近い
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億という 人が暮らせば ひとりずつ 幸せ違い 望みも違う
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大抵は 細やかにして 凡庸な 幸せ感じ まとまりがつく
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「きみちゃん」は野口雨情に描かれて「赤い靴」履き永遠となる
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バラ色の 人生だけが 人生と 思っていたが 間違いだった
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人生は いずれは床に 横になり 死に神さんと 親しく会話
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暇ならば 退屈しない ポジティブな 暇を潰そう 朗らかにして
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人生に 暇という日が あるのなら 浪人中か 退職前夜
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ポケットに脳のケロイド入れたまま学生被って講義受けるよ
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ぱちぱちとパズルのピース埋まるよに 積み重ねれば見える景色も
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朝ごとに「君に会えた」と思うでしょ? 会社に眠る我がサンダルは
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妹から ごろごろ立派なメークイン 十勝の恵み 今宵はポトフに
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朝の街靴片方がすやすやと酷使の時を癒してるのか
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爪先と踵で景色違うからたまには前を見たいの私
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待ってるね君に履かれることだけを「ガラスの靴」は陽に煌めいて
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老いるわれリハビリジムに望みわきかたい日々にもこころほぐるる
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疲れたときみが言うなら休もうか 身を削りつつ私を包む
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合う靴がなかなかなくて探してる王子のごとく貴方はどこに
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(俺なんて濡れてばっかり味気ない)そう思ってる?長靴くんは
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朝おきて 口ゆすぐ水 だんだんと 冷たくなりて冬の訪れ
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南武線 あなたを乗せて走り出す どこに向かうか知らないままで
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28 完全数の友だちを不完全にして約束をする
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パプリカを歌い見上げる冬の空ひとつ飛行機東へとゆく
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キリン買う私とアサヒを買う君とラムレーズンは貴方にあげる
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あんなにも褒めてくれたのにもうきっと会えないんだね まあそうだよね
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思ひける人なき身こそわびしけれ 師赱しはすの街のもみを見るだに
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ブレもせず まっすぐ育ったじねんじょに あやかりたいと旨味噛みしめ
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