ピタッッと自転車チャリに2人乗り 走る道 街並みすべてが虹色に変わる
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この身体からだ彼の想い出で できている 私の主成分は彼!
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目覚めたら陽光踊る虹硝子 嗚呼、毎日がこんな朝なら
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両目には連写できても花びらの舞の切なさふれよふれよと(桜)
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毎日歩こうと 言い出したのは君なのに いつも誘うのはぼく
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しないことリストすることリストしたことリストすべてを書くリスト
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白菜を3件まわって振り出しで何て流れは日常の事
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冷や水のようなオイルをかけられる 減産したらまた値上げでしょ?
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君の居ぬ 席に目をやり 新しい顔と 慣れない会釈を交わす
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雁がねは常世の国へ帰るなり花のゆくへを知る人ぞなき
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散ればまた見むため惜しき命かな花ゆゑ入りし山ならねども
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心電図・エコ・レントゲン・CTも異常は見えぬ?治ってないが
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自動車の走り去るたび花びらが歩道の上に吹きあがり来る
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鋪道に散り敷いた花びらがつむじ風にくるくる廻る
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梅の実の去年は生らず梅の木の花より団子梅の花数
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祖母と母呆けてしまった父親は死んでしまった生きてゆこうか
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収穫は可能だろかと天空に無邪気に群れる梅の花見る
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帰宅して角煮で一杯やって寝る しみしみ大根まじでたまらん
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うらやむな我は地に咲くさくら草うつむく人の足元で咲く
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新人が 入ってきけど 心配だ 自分よりも すごいのではないかと
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よくわからん 話を聞いても よくわからん ただ立体的な構造化力は 重要だと知る
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人離れ 退職理由は ひとそれぞれ 人のふり見て 我がふり直せ
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好きだから手首に指を触れさせて 脈打つ 君も生きてるんだね
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最終の電車に駆ける耳元にロンドンデリーの唄しめやかに
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戻らない時間の中で春などが繰り返すように見える不具合
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春だからといって安易に咲くなよと言っても通じる桜ではない
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はなぐはし桜眺めて滲む涙降りゆく花びら亡き骸埋めよ人を想う祈りも呪いも紙一重 終わった思い出覆い隠してよ
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母として先輩としてうるわしき「心」キレイに掃除をされる
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皆同じ 紙袋持ち 桜の下 某ハンバーガー 頬張りながら
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窓を開け屋根に登って叫びたいみんな来るかな君も来るかな
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