トウジ  フォロー 5 フォロワー 5 投稿数 12

妻が亡くなり短歌を始めました。拙い歌ですができるだけ感情が伝わるように詠みたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

根を持たぬ飾られ花は一時の水与えられ艶姿えんしを誇る 

音量を小さくしても聞こえるは夏虫の声家鳴やなりの響き 

鏡にはうすらボケした顔ありてどうでもいい日が今日も始まる 

カーテンを開ければ緑の光射すあったんだなあこんな空間 

「人間」というものほんに煩わし生物いきものとして最高や下や 

喧嘩して口も利かない日があった利けぬ辛さよ君は遺影に 

夕影に一日の労いやされて町は期待をいだいて眠る   

小窓よりのぞく景色は切取られ律儀な列車は現れ消える 

単身のきざ みは長く持て余すもっと作れた君との時間 

悲しみや悔しさ溜まる傷口は君偲ぶたび開いて零れる 

今日もまた「おやすみなさい」君にゆふ遺された明日も明後日も 

仏前の献花余って食卓に似合わぬ陶器ガーベラ五本