節電の私の言葉に気を遣い 電気つけずに脳トレする母
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無防備な欠伸の数だけ近くなり だんだん家族になれた気がして
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四歳と春の赤ちゃん探した日 散歩の午後に降る光あり
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ももの色したきみのやわらかな耳がぴくりと動いておおきな欠伸
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きっと今日わたしは地獄へゆくだろう あなたひとりを道連れにして
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10年の時振り返ればあの頃に取りにゆきたい ものの数々
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ホワイトデー売り場はなぜかチョコだらけ 在庫処分ならいっそなくして
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朝のままのダウンとブーツですれ違う半袖ランナー汗きらきらと
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杖持たず背筋伸ばしてかくしゃくと大正生まれの患者ひと歩き来ぬ
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カップルの居並ぶ街を歩く日は売れ残ったフライの気分
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ひとさらを ひとひらとつい 読み違え 料理サイトに 情緒おぼえる
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あまりにも共にいた時間ときが長過ぎて切り離せないこの苦しみを
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隙見つけ文句、難癖言い放題 これは批評と名無しで言う
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胸に鳴り響く発車のベル貴方との七年も春のそよ風
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帰宅して約1時間 ようやっと ちま猫シッポがピンともどれり(お注射お疲れ様)
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しあわせのひとつひとつを思い出しこころ湿らす花曇りの日
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春が来て冬に戻ってとまどって草花達は素知らぬ顔で
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燃え尽きても海はいつもそばにいて私の頬を優しく撫でる
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格好のよい手筋好手があったいい囲碁を将棋を見た今日は春
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愛の能登半島地震義援金みんなで春にして花よ咲け
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薄冰うすらひを 透かして見ゆる常滑とこなめに 岩魚いはなまじりて春の色なり
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歩道橋見下ろす先にバスの屋根 街中のすす拭わぬままよ
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嫌な記憶が消えずビールを飲んでいる古希になりもうボケて来たのに
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不用意に返答したら後悔をするかも歌を詠むだけにする
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寒い中 ねこ連れて出たくないけれど ワクチンとても大事だからね
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身近な人と送りたいので家族葬泣いてる中のいい日旅だち
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高み目指して技術を盗む今日は晴れ笑える明日ヘさあまっしぐら
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半額の値札にすらも手は伸びずひとのお金で寿司が食べたい
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買いました猛アピールの心意気監督になり英明熱く
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金銭に余裕態度が悪くなるまだ古希のあと五十年でも
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