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傘がひとりひとり揺れゆくこともある歩みしずかにしずむ心地で
4
頬紅をさせば息あるごとく見ゆひそやかに鳴れラヴェルのパヴァーヌ
0
雨音はクレッシェンドの気配してカフェにあなたの足音はまだ
0
少しずつ風化してゆくあの夏に油性のペンで書いた恋情
0
あぁ、いくら洗濯物がたためても心のたたみ方は知らない
0
月も星も誰もいない今夜だけただの男と女になろう
0
半分に割られし桃を君と食むときしずしずと積もるしあわせ
0
歌姫が「あ」の一音で染めあげる初夏の朝空 恋がはじまる
0
心から生まれこぼれるものだから涙は詩だよ 我慢しないで
0
誰の名をなぞっているの やわらかく光るピアノを弾くその指で
0
はつ夏のひかりを帯びる日記帳 たったひとつの「五月」の文字で
1
その名前呼ぶとき君はいつもより春のひかりの
表情
(
かお
)
になるよね
1
唯一の取り柄はわかりやすいことあなたはキキでわたしはブーバ
1
微かなる雷鳴部屋に轟かせ水鳥を追いかける夢みる
0
近づけば新たに何か見えるので何かがそこにあることにする
0
寒いのは好きつなぐ指からむ脚なんぞはないが猫は布団に
2
駅を出て急ぎ歩けばバス停の先頭に立つ だからなんだよ
0
くるくるとダーマトグラフむくやうに帯をほどけばしろき膚みゆ
0
あざやかに火花は散ってあの遠いとおい空から海がみえるよ
4
まだ少し距離ある友にボンビーをつける気持ちをこの歌に乗せ
1
茜さす日暮れの野火の
烟
(
けむり
)
鎖さす
夕影
(
ゆかげ
)
の頃ぞ山は哀しき
2
漢
(
おとこ
)
なら呑め打て遊べ派手に散れ 墓標代わりの一升瓶よ
1
さぁ行こう春光が指すあの場所へ 不協和音は止んだのだから
0
きみの声だけ聴いてたい不眠にも胃の不調にもよく効く薬
0
若い芽を摘むな蕾も摘むな空の青さに罪はないだろうが
0
この足じゃどこにも行けない行けないよ 光も影も抱く三月
0
「不倫などよくある話。そうだよね、だけど許せるわけないじゃない」
0
逃げ道はどこにもなくてキリキリと絞められている我の細首
0
さびしくはないか、桜
(
(二〇二一年三月 コロナ禍)
)
よ 静寂に包まれている二回目の春
1
名を呼べば咲きみだれる花のいまだ名を与えられていないつぼみ
0
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