善哉の小餅を網で焼きながら並んで待つ間に仲直り
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荷運びを終えて荷下ろし肩のこりほぐして別の荷をまた担ぐ
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幸せが何かを語り合っている隣のテーブル幸せそうだな
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お手入れをしようと座り あんよ上げ そのまま5秒フリーズするねこ
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すんなりとした細い指先踊る空気の震え眼裏に残る
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若い頃陰で言われていたらしい ひとことなけりゃいい奴なのに
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カフェインをとっているのに精神が不思議なくらい落ち着いている
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ゆきのした 款冬華ふきのはなさくみちのくの 春の支度となりにけるかも
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優しさの 真意を学び 知る人は あなたも然り 輝いている
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褒められし事の少なきわたくしに いいね が届く素直に嬉し
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氷雨降る春までつなぐ慈雨の雨台風が無い年の危うさ
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おみくじ凶 意外と気にしているらしい わが猫には累が及びませんよう
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福クッキー 良い事あるかと買ってしまふ パン屋ついつい予算オーバー(100円ほど)
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百恵ちゃん北風に誘われ旅に切符を捨てて奥の細道
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カレンダー2月のシフト書き込んだ しろ仕事 くろ休み くろの負け
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息のの 白く曇らすまど越しに 雨にそぼてし金柑きんかんの見ゆ
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冷え切った星の終わりの質量を告げる幾星霜の明滅
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あたたかい光にうすく延ばされた冬のとばりのむこうを思う
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あの山を越えてくように叶うなら貴方を殺してしまいたかった
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曇りの日の散歩もたまにはいいかもね 手帳にハンカチ 財布にスマホ(あ、鍵とエコバッグ)
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起き抜けから 何故か鼻歌が水戸黄門 夢でも見たか?どうした私
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毎日が カレーなんて 飽きちゃうわ しかもそれが レトルトなんて
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君という 人生ゲームの 箱のなか きっと私は「モブZ」かな
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雨後に 目の前見える あの虹は かなり綺麗で 心揺さぶる
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朝どきに 少し降りゆく 雪の粒  冬の訪れ 少し感じる
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すんなりと結ばぬ像を追いかけてこのトレイルを信じていいか
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その先へ どんどん続く あの線路 どこまでなのか 少し気になる
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明滅し 猛る世界に 微睡んで 「ほとぼり冷めた 頃に起こして。」
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しまわれた優しさや毒がほんのりと滲んで短歌うたはその人となる
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何年も会わぬ知人の夢を見た 元気だろうかやや胸騒ぎ
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