ベランダに 干せるものなら 干したいが 花粉と黄砂を 恐れて部屋干し
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頑張って得たいものなんてないけれど 焦る気持ちだけ追い立ててくる
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部屋干しの洗濯物がいつもより 早く乾いて嬉し春の日
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お天道様おひさまを浴びて伸びする木の家の欠伸声あくびごえ聞き 知る春もあり
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ここでしか言わないけれど お花見残念 母の「ごめんな」がせつないから秘す
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姉様が お花見ご飯はとっといてあげると我に やさしいお気持ち
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浮き浮きとなれぬ気分は仕方ない 食べなきゃ動けぬ ドーナツ食べよ
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翔平のマルチ安打と横浜の開幕勝利でご機嫌乾杯
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霊柩の冬雷に冴ゆ喪家葬式の花だしおらばたづねびとあり
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ため息も 忘れて君と 駆けた夏 蝉の鳴く声 今も聴こえる
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白木蓮あはあはと滲みいづこより来しものぞ燕尾垂れをり
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永遠に 思えた恋も たそがれて 時に流され あなたがいない
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さあ春と嬉し気持ちにもやかけて恨めしきは黄砂と花粉
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この街の差す傘差す傘折る風に少し迷って安物を買う
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夢で見た 森の古城に住んでいる蒼目の少女に 花梨をあげに
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電車の中では皆 一様に検索かけて 窓の外見ず
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君がいて『視線』と『視線』ぶつかれば 乱反射して街は色づく
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うつくしは 散るからなれどと 云うけれど まだ咲き始め 花に佇む
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ドラゴンとかつて呼ばれたおまえらの従兄のようになれそうになく
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まちなかを流れる小川御殿堰粋でワクワク都会のオアシス
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白黒をつけて明日のパーティーの天辺に立つひとりを決める
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嵐去り耐えた木蓮白の花 気高きおもいを空へ浮べる
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蒼天のはるかを仰ぎ深呼吸 憂いも霞む 春色しゅんしょく山峰やまお
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登る陽に照らされ解凍されてゆく油画のよう海のこの街
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商店街老舗通りのアパートは便利そうでも値札厳しい
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初めての列車の旅で便座詰め四つ並んだリュックパンパン
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世も末じゃ釣られるはずのワカサギが世をうろついて人を釣るとは
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ワカサギのタネは尽きまじ平成の二条派の次令和京極派
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潜れないジャングルジムがお前の子供時代はおわったと鳴く
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寒空に 名物団子や 並びし面々 先週もお会いしましたね
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