舌の上でふわりと消えた綿菓子が どこかの街に現れたらしい
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いっぱいのロマンティックをあげましょう 在庫は多く残っております
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動画じゃなく「分解写真」見てるよう成長階段上る孫たち
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明日降る 雪に備えて 小豆炊く 雪かきの後の 汁粉想って
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みな底に泥があるのはあたりまえ水面みなもはひかる精一杯に
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もういない 君の姿を 想う日々 脳裏に過ぎる 涙と笑顔
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トイレより広い居場所も欲しいかな アンモニア臭をすいこんでいる
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誰の為?私の為に決まってる まず取るべきは私の機嫌
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人生の絶頂だとて底だとて澄まし顔しか見えない他人
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故郷ふるさとの懐かし言葉短歌うたに見て雪の暮らしを思い出したり
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馴染みある名前を訃報で聞くたびにひとつまたひとつ昭和が終わる
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明かりなき洗面台に唾を吐く トイレ掃除は昨日しただろ
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寒空に歩行器停めて体操す おばあちゃんに感服しきり
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「すみません!」思ってないけど 知らん人が私にぶつかられても知らんし
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すまし顔でたばこは吸はぬと答ふるも男の手には加熱式たばこ
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詠み人の数多の人生垣間見る その場所で咲く意味の深さよ
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気に入りの箱で寝ていた ねこ登場 「おはよ」と声かけ「ぐるにゃ」と返る
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せわしいと母が言ふので帰らぬ週 母のペースも大事にしたい
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親子ほど大きさ違うミニトマト お皿に並べて キャンディチーズと
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びて無きゃ平気と思う食パンも「消費期限」と有れば迷いし
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Iに歌を詠ませる時代くる 作はさしずめ詠み人知らず
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忘られぬ 温かい湯に 横たわる 感謝と幸を 震災の後
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慌てても 慌てなくても 同じ時 穏やかであれ 今日の私も
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雪ざらし のろいをおとして あの世まで 私が羽織って 飛び去るまでに
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あの失敗取り返そうと夢の中苦手だった上司やさしく
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孤独越え自立した僕が誇らしい 友達いませんそれすら言える
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卒業で魔法は解けてしまったかな君がどんどん遠くなってく
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残り柿ひよどりの宴にぎやかに 残り少なく厳しき冬の
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雨上がり朝日に草のきらきらと 冬行く道にかざりをつける
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「水が来た」 手合わせお礼をされる方 被災地の冬ますます辛し
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